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書籍検索自然が育てる意欲とかしこさ
内容
「……田中実践の特徴は「自然主義」に貫かれていながらも、保育者のきめ細かで、タイミングのよい意識的な働きかけのなかから生み出されている、というところにあります。そして、自然がなくなってきているから自然のなかで遊ぶ、という『自由な保育』ではなく、しかも、就学を意識した『学校くさい』保育でもありません。その一方で、洗練された保育実践の内容と、年間のそして就学前五年間の保育計画(カリキュラム)の構造をかなり明確にしています。ここでは、ゆったりとした『カリキュラム』と『ハプニングを期待した素材選びの必要性』を提案しています。」(「あとがき」より)
目次
第1部 自然の教育力を生かす(手足が、体がムズムズ動きだすような生活を創る 感動の交流と共有があってこそ意欲が育つ―豊かな生活体験を土台にした表現活動)
第2部 「感動―認識―表現」を育む保育実践(自然に基礎をおく幼児の発達と行動 「見通し」がもてる生活をつくる保育指導 しなやかさとかしこさを育むカリキュラム)
著者の略歴
教育科学研究会 略称・教科研(きょういくかがくけんきゅうかい きょうかけん)
教育の現場(学校や園、家庭や地域)で起こっている現実を見すえながら、子どもの未来と教育のあり方について、教職員、保護者、指導者、学生、研究者などが共に考えあい、実践・研究しあう団体。教科研は、第二次世界大戦以前に結成され、大戦中に中断を余儀なくされるが、1952年に再建され、以来、大戦後の憲法・教育基本法の理念を実現すべく、実践・研究運動を進める。(HPから引用)
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