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ジャンル:

保育の理論・研究

ことばに探る心の不思議

子どもの育ちとことば

子どもの「ことば」に耳をすます、記録、共感することから

  • 発行日

    1996年12月

  • ISBN

    978-4-89464-000-9

  • 判型

    A5判

  • ページ数

    288ページ

  • 定価

    2350円(本体2136円+税)

内容

汐見稔幸・今井和子・中川信子・工藤直子他、幅広い執筆者。子どもの「ことば」の記録、観察から心の発達について解説。

目次

はじめに
1章 子どもとことばの世界
  1 生きたものとしてのことば――私たちのことば観、子ども観
  (1) ことばはジェスチャー
  (2) 心の自然さとことばの自然さ
  (3) ことばとリズム
  (4) コミュニケーションとリズム同調
  (5) ことばは「かけるもの」か
  (6) ことばと性格形成
  (7) ことばと思考
  (8) 心を打つことば
  (9) ことば遊び
  2 子どものことばの面白さ――ことばを通して探る幼児の心の世界
  (1) 主観的自我の育ち――自己主張の始まりを見る
  (2) 客観的自我の育ち――もうひとりの自分に語りかける姿に出会う
  (3) 日常を越える視点をもったことば
  (4) ことばを生み出す喜び――比喩や造語が多いこと
  (5) 子どものつもりとおとなのつもり――その違いを見つめて
  3 ことばで遊ぶ・歌で遊ぶ
  (1) 「うんこ」で遊ぶ
  (2) 「アイアイ」を遊ぶ
  (3) 遊び歌を遊ぶ
  (4) ふうせんの歌を遊ぶ
  (5) 詩を遊ぶ
  (6) うたをつくる
  4 ことばを聞く、記録するとは
  (1) ことばから大人の暮らしをみる
  (2) 子どもの内面を聞く
  (3) 子どもは聞いてくれる大人を求めている
  (4) 子どもを発見する面白さ
  (5) 保育の質を問い直す
2章 子どもの想像力とことば
  1 幼児期におけるイメージの世界
  (1) イメージとは何か
  (2) 私たちの生活事実とイメージ
  (3) 子どものことばの背景となるもの
  (4) 子どものイメージをとらえる視点
  (5) 生きいきとイメージを動かしていく
  (6) 生活でつくられることばとイメージ
  (7) 探索とごっこのはじまり
  (8) ごっこ遊びとイマジネーション
  (9) 昔ばなしと現代の子どもの想像力
  (10) 夢とイメージを育てるおはなしの世界
  2 想像世界の誕生とことば
  (1) 想像の世界の誕生
  (2) 想像世界をつくりだす
  (3) 子どもの想像力とことば
3章 ことばのしくみと脳の働き
  (1) ことばのしくみ
  (2) ことばと大脳
  (3) ことばはビルの最上階
  (4) ことばのためのいくつかのヒント
4章 詩と出会うとき
  (1) 「なおちゃん」
  (2) 読み手も詩人
  (3) 自分の中に何種類もの人が
  (4) そのものになりきる
  (5) シミュレーションをする
  (6) 思いをはせる
  (7) ことばのなかのリズム
  (8) 魂の世界
5章 障害のある子のことばに寄り添う
  (1) 生活綴方との出会い
  (2) どの子も親の宝もの
  (3) 障害児学級の日々
  (4) 子どもらは訴える
  (5) 私が幸せだった時
  (6) 書くことで成長する
6章 私たちの学んできたもの
  (1) 絵本・幼年文学とことば
  (2) あくたれことばと子どもの気持ち
  (3) 清君(3歳)からのファーストキス
  (4) ことばで伝えられないことば
  (5) 昔話を語って
  (6) 母と子の真のコミュニケーションを求めて
あとがき

著者の略歴

子どもとことば研究会(こどもとことばけんきゅうかい)
代表:今井和子。幼児・児童教育に携わる、保育者、研究者、父母、児童文学に関わる人、ジャーナリストなど、さまざまな人たちと「子どもとことば」に関する情報や意見の交換をしあい、子どもの世界を広く深く学び合うことを目的とする会。(HPから引用)

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