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ジャンル:

保育の理論・研究

保育の思想

著・編: 田中孝彦

今求められる「安心の場
としての保育園」の内実を探る

  • 発行日

    1998年 8月

  • ISBN

    978-4-89464-018-4

  • 判型

    四六判上製

  • ページ数

    264ページ

  • 定価

    2420円(本体2200円+税)

内容

子どもたちが発し続ける根源的な「生きること」への問い。大人にできることはなにか? 今求められる「安心の場としての保育園」の内実を探る。

目次

序 安心の場としての保育園
  1 幼い子どもたちの不安
  2 保育行政の新たな展開
  3 保育園を安心の場に
1 保育運動の精神
 一 現代と保育
  1 子どもの心のなかに生きる保育園
  2 保育という言葉にこめられてきたもの
  3 保育園の危機
 二 保育運動が大切にしてきたもの
  1 地域に根ざす保育園
  2 「共育て」の精神を貫く
  3 一人ひとりの子どもを大切にする保育
  4 充実した保育を0歳から
 三 保育実践と保育者の課題
  1 子どもをわかることと保育実践
  2 乳幼児の感情の世界への洞察を深める
  3 保育者の会議と学習
2 子ども観と保育実践
 一 人間観と発達観を深める
  1 人間観と発達観を深める
  2 子ども時代をふり返る
  3 発達観を深める
 二 幼い子どもの感情の世界を見つめる
  1 子どもと楽しむ
  2 恐怖と不安
  3 恥じらいとはにかみ
  4 自尊心と勇気
  5 子どものなかの時間
3 女性の自己実現と保育
 一 保育運動と母子関係
  1 子どもの問題とおとなの生活
  2 保育運動の精神
  3 保育運動の困難
  4 新たな模索
  5 若い父母の課題と保育者の役割
 二 女性の自己実現と子育て
  1 痛切な自己実現の欲求
  2 自己実現と子育ての矛盾の自覚
  3 社会改造の思想
  4 子育ての思想
あとがき

著者の略歴

田中孝彦(たなかたかひこ)
東京経済大学、北海道大学、都留文科大学、武庫川女子大学などで教鞭を執った。1994年~2009年教育科学研究会委員長。教育科学研究会常任委員、日本臨床教育学会会長、地域民主教育全国交流研究会代表、教育子育て九条の会呼びかけ人。専門は教育思想、臨床教育学。

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