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ジャンル:

保育の理論・研究

学びの物語の保育実践

著・編: 大宮勇雄

どの子も「学び・発達」の主人公になる

  • 発行日

    2010年1月

  • ISBN

    978-4-89464-144-0

  • 判型

    A5判

  • ページ数

    232ページ

  • 定価

    1870円(本体1700円+税)

内容

好評8刷!
子どもの行為がついつい否定的に見えてしまうのはなぜ? やっぱり「できる、できない」が気にかかるのは? 世界は今、保育・幼児教育観の転換の時を迎えている。新しい子ども観・発達観を内包した「学びの物語」を実践すると、それまでとはまったく違う子どもの姿が立ち現れ、どの子も「学び・発達」の主人公になる。子どもたちと私たちに喜びと誇りに満ちた人生をもたらす。

目次

はじめに
第1章 子ども観転換の時代を生きる
   1 「準備期としての子ども」から「ひとりの市民としての子ども」へ
   2 「子ども」を見る新しい視点――発達への社会文化的アプローチとは
   3 子ども観が変わると保育実践が変わる
   4 実践を変えるために、子どもの「評価・理解の方法」を作りかえる
第2章 「学びの物語」の保育実践
   1 「学びの物語」のススメ
   2 「困難に立ち向かっている」姿が見えてくる時
   3 「関心」と「熱中」からどのようにしてチャレンジが生まれるか
   4 子どもの関心とはどのようなものか
   5 自分の考えを表現することと自ら責任を担うこと
第3章 「学びの物語」で質を高める
   1 質をめぐる今日的争点:「保育の成果」をどうとらえるか
   2 「学びの物語」は子どもの発達をどのようにとらえるものなのか
   3 学びの物語における「子ども理解」の特質
   4 「学びの物語」と保育の質
第4章 保育理論としてのテ・ファリキ――その子どもの見方・とらえ方とは
   1 「原理」と「領域」の糸で織り上げられた「テ・ファリキ」
   2 めざす人間像と五つの「領域」
   3 学び、成長するために必要な権限を子どもたちに
   4 子どもは「関心と意味」に導かれて発達する
   5 子どもは、この社会を、私たちとともに生き、考えている
   6 子どもの成長には「応答的で対等な関係」がなくてはならない
あとがき

著者の略歴

大宮勇雄(おおみやいさお)
仙台大学教授、福島大学名誉教授。主な著書に、『子どもの心が見えてきた一学びの物語で保育は変わる』(共著、ひとなる書房、2011年)、「学びの物語の保育実践』(ひとなる書房、2010年)、『保育の質を高める――21世紀の保育観・保育条件・専門性』(同前、2006年)など。

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