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育ちあいの場づくり論

希望編

新制度元年、現場から明日の
社会と保育への希望を発信する

  • 発行日

    2015年6月

  • ISBN

    978-4-89464-223-2

  • 判型

    A5判

  • ページ数

    224ページ

  • 定価

    2200円(本体2000円+税)

内容

新制度元年、現場から明日の社会と保育への希望を発信する――和光保育園が探し求めてきた実践と理念は、「子どもの権利条約の時代」にふさわしい保育・教育を求める世界の潮流の中にあって、きっとキラキラと輝く希望の星となることでしょう。
『葛藤偏』はこちらから。

目次

はじめに
序章「今」という時代に 「人間として」大事にしたいこと
1章 子どもが主人公になる保育への転換 保育見直しの中の私たちの葛藤
 (1) 保育者主導の指導計画への疑問
 (2) 子どもを主人公にした保育のイメージを共有する作業
 (3) 「カレンダー保育」を見直し、余裕の時間をつくり出す
 (4) 大きな行事を見直す
 (5) 生活を見直す
2章 新たな教育観と保育の「真」と「深」
 (1) 新たな教育観へのとらえ直し
 (2) 子どもがありのままの自分を表現する
 (3) 保育園は生活の場 学びの場 育ちの場
 (4) 保育者の役割
3章 わこう村「子ミュニティー」 育ち合いの場をつくる
 (1) 「親が育つ」に寄り添い、支える
 (2) 子育てを心棒にして「人間が人間として育ち合う群れ」を編み直す
 (3) 保育園発 新たな社会への希望
4章 和光の保育に触発されて考えたこと 自然・生活・学びをめぐって
あとがき

著者の略歴

鈴木まひろ(すずき まひろ)
社会福祉法人わこう村 和光保育園 理事長・園長。全国私立保育園連盟 保育・子育て総合研究機構元代表。淑徳大学非常勤講師。1952年生まれ。大正大学仏教学部仏教学科真言学専攻卒業。先代(父)が設立した保育園を引き継ぎ、園長となる。1982年頃「「子どものため」と言いながら、実は保育者の都合が優先しているのではないか?」と保育の見直しを始め、以来「子どもに学ぶ保育」を実践。自称、わこう村の演出人兼大工。著書に「あすの保育への提言I・I・II』(共著、全国私立保育園連盟、1992・1994・2000)『保育方法・指導法』(共者、ミネルヴァ書房、2012) 等。

久保健太 (くぼけんた)
関東学院大学教育学部こども発達学科専任講師。白梅学園短期大学、十文字学園女子大学非常勤講師。1978年三重県生まれ、埼玉県育ち。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。「ゆったりとした生活」がもつ人間形成上の意味が、一貫した研究テーマ。道を「ゆったりとした生活」の場として回復させたいと思っている。著書に「保育のグランドデザインを描く」 (編者、ミネルヴァ書房、2016年)等。

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