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現代と保育82号

小学校との接続を考える

小学校との接続を考える

  • シリーズ

    現代と保育
  • 発行日

    2012年3月

  • ISBN

    978-4-89464-170-9

  • 判型

    A5判

  • ページ数

    176ページ

  • 定価

    1320円(本体1200円+税)

内容

どの子もかけがえのない子ども時代を豊かに生きられるように
今、保育はなにができるだろうか

◎ 子ども・家族・地域・保育をめぐるリアルな実態から出発する視点
◎ 明日の保育が楽しみになる生き生きとした実践記録と最新の研究論文
◎ 立場や専門をこえて1つの問題をみんなで考える誌上「対話のひろば」

目次

特集 小学校との接続を考える
もくじ

特別論文
幼児期から児童期へ──発達の特徴と保育・教育の課題
田丸敏高 福山市立大学

保育園から
小学校へのぞむこと
東京・公立保育園園長

五歳児の保育
「就学前教育カリキュラム」と五歳児保育を考える
高橋光幸 自治労連保育部会

園と学校をつなぐ
親の教育要求にどうこたえるか
栗原志津恵 群馬・生品保育園

調査報告
「小一プロブレム」とは何か
福元真由美 東京学芸大学

海外からのレポート
フィンランドにおける学校移行期への取り組み──わが子の体験を通して
靴家さちこ ジャーナリスト

東日本大震災と保育 被災地の言葉
3.11の記憶 子どもたちと過ごした日々
八木澤弓美子 岩手・大槌保育園

対話のひろば 「新システム」をめぐる論議にかかわって
「危機の時代の保育」──今こそ実践を語りつながろう
平松知子 愛知・けやきの木保育園
連載 発達心理学的自由論(2)
「社会性」から発達を考える
川田学 北海道大学

連載 実践研究(3)
一歳前半の“はじめて”を豊かに味わうために
松本博雄 香川大学

連載 みんなが気持ちいい保育園(13)
震災・原発事故から一年、その後のわらしべ
長谷川佳代子 熊谷市・NPO法人親子でつくる子育ての会わらしべの里

短期連載 ごっこ遊びをおもしろく豊かに――
現実世界との豊かなやりとりを土台に(4)
代理物の具体性はいらなくなるのか──ヴィゴツキー説の検討
河崎道夫 三重大学

連載 保育一元化への道――
戦後保育・幼児教育法制を誕生させた人々(3)
幼稚園学校化と五歳児保育義務化を打ち出した教育刷新委員会
加藤繁美 山梨大学

随想 自国の非常事態に直面して
沢田さやか 国境なき医師団ロジスティシャン

保育者にすすめたいとっておきの本22『この子らを世の光に』
高谷清 びわこ学園医療福祉センター草津

子どもとあそぶえほん(15) 自分だけの特別なともだち
磯崎園子 絵本ナビ編集長

新・たまには映画でも(15) SRサイタマノラッパー
中西新太郎 横浜市立大学 

著者の略歴

雑誌『現代と保育』――1978年の創刊以来、保育を必要とするすべての子どもと保護者のために、社会の責任において適切な保育の場を保障させること。そこにおける保育の営みについて、すぐれた実践と諸科学の成果に依拠して、新しい保育の理論と実践論を追求すること。なにより、保育従事者の専門性の向上や成長する喜びに資するものでありたい、という3つが本誌の主たる方針。

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