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ジャンル:

子ども理解

赤ちゃんパワー

脳科学があかす育ちのしくみ

情報に振り回されずに、
育児を楽しむ秘訣

  • 発行日

    2003年11月

  • ISBN

    978-4-89464-068-9

  • 判型

    四六判

  • ページ数

    208ページ

  • 定価

    1650円(本体1500円+税)

内容

小児科医・小西行郎と絵本専門店元店長の吹田恭子のコラボレーションによって生まれた斬新な育児書。最新の脳科学の成果と乳幼児行動発達研究の知見をもとに、マニュアルや情報に振り回されずに、赤ちゃん自身が持つ力に着目し、育児を楽しむ秘訣を提言。

目次

はじめに
第1章 おなかの中の赤ちゃんに起こっているふしぎなできごと
     脳は“いの一番”に形づくられる
     細胞同士がつながってはじめて脳は活動する
     胎内でおこる「神経細胞の細胞死」、そのふしぎなメカニズム
     男の子か? 女の子か? それも「神経細胞の細胞死」が決め手になる
     妊娠八週。こんなに早くから赤ちゃんは動いている ほか
第2章 生まれた赤ちゃんが見せる驚くほどの力
     赤ちゃんの丸い顔が子育てをうながす
     赤ちゃんのほほえみは、おとなの働きかけを誘う巧妙なしかけかもしれない
     生まれた赤ちゃんの脳は、急速にネットワーク化される
     生まれた後に現れる、ふしぎな脳の現象
     シナプスの刈り込みで命令系統が整理される ほか
第3章 赤ちゃんにはとても豊かなコミュニケーション能力がある
     赤ちゃんが泣く理由
     泣く理由はミルクばかりじゃない
     「仰向け寝」と「抱っこ」はヒトだけの行動
     抱けるときには、抱きたいだけだいてあげればいい
     「抱っこ」は安心感を得る基盤になる ほか
第4章 対談・育つ力は赤ちゃんの中にある
     赤ちゃんを抱いて、両親揃って病院に!
     だいじなことは、こどもを自分の目で見るということ
     発達は学問的に終わっている?
     医者を育てるのは、結局患者さん
     治療法には「これが絶対」というものはない ほか
おわりに

著者の略歴

小西行郎(こにしゆくお)
1947年、香川県生まれ。京都大学医学部卒業。福井医科大学小児科助教授を経て、現在東京女子医科大学教授。日本乳児行動発達研究会、日本赤ちゃん学会事務局長。1990年にオランダ・フローニンゲン大学に留学、帰国後、脳科学、発達行動学の立場から小児科学に新風を吹き込む。

吹田恭子(ふきだきょうこ)
1948年、香川県生まれ。京都府立大学女子短期大学部国語学科卒業。出版社勤務、京都市学童保育所指導員を経て、1975年、夫とともに児童書専門店きりん館を開く。幼稚園、保育園、学校などで、こどもにとっての本という視点から講演することも多い。

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