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書籍検索受容と指導の保育論
内容
「子どもを受容することと指導することは矛盾しない」という考え方に立って、そのための実践の手がかりをわかりやすく論じます。
≪今日の子どもをどうみるか/より深く子どもを理解するために/受容・共感と指導を統一する保育/保護者と手をつなぐ≫
目次
はじめに
第1章 今日の子どもたちをどうみるか
第一節 「気になる」子どもたちの姿
1 多動性の目立つ子ども
2 コミュニケーションがうまくできない子ども
3 がまんできない子ども
第二節 子どもたちに育ちそびれているもの
1 相手に対する共感能力
2 経験と結果をつなぐ力
3 自己肯定感の弱さ
4 子どもの暴力、衝動性の背景にあるもの
5 内面に目を向けて
第三節 特別なニーズをもつ子どもとしてみる
第2章 より深く子どもを理解するために
第一節 子ども理解の三つの視点
1 安心できる人間関係を築く
2 発達や障害の状態像を見極める
3 子どもが抱える生活の重みを把握する
第二節 集団の教育力
1 みんなのようにやってみたい
2 話し合いの取り組みを
第3章 受容・共感と指導を統一する保育
第一節 「あるがままに受け入れる」を深める
1 葛藤する子どもの心をも受け入れる
2 子どもに働きかけながら理解する
第二節 保育者としての指導的な視点をもつ
1 そこに自然がある……では教材にならない
2 指導のための教材研究
第4章 保護者と手をつなぐ
1 悩みや悲しみ、よろこびに重い軽いはない
2 背景を知ってはじめて見えてくること
3 子どもを真ん中にすえて共同する
あとがき
著者の略歴
茂木俊彦(もぎとしひこ)
1942年群馬県生まれ。東京大学教育学部教育心理学科・同大学院で学ぶ。桜美林大学教授。元東京都立大学総長。専門は教育心理学・障害児教育学。
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