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鳩ケ谷に咲いた子育ての和がめざすもの
内容
親と保育者が共同して保育にあたり、地域全体の子どもたちの成長を願う。「あたりまえのこと」をやり続けたとき、すてきな子育ての花が咲き始めた。
目次
プロローグ
第一章 主人公になるってこんなに楽しいことなの!――みんなでつくりあげた文化=合同夏まつり
1 祭りの準備もにぎやかに
2 いよいよ開幕
3 あらうま踊りでまつりは最高潮
第二章 互いの苦悩を真正面から受けとめあって――信頼と共同の関係づくりの原点を探る
1 保育所はできたものの
2 長時間保育をめぐるかっとう(その前編)
3 「父母と先生の会」発足の重要性
4 父母の問題も職員の問題も、共に我がこととして
5 長時間保育をめぐるかっとう(その後編)
第三章 生きるよろこびを育むPTA活動――父母と先生で保育と保育所をつくる
1 「預ける」「預かる」の関係を超えて
2 がんばるお父さんお母さん
3 PTAの団結をたかめた保育料値上げ反対運動
4 父母の生き方をも変えるキッカケに
第四章 街のみんなの保育園づくり――だれもが利用しやすい保育所をめざして
1 幼児実態調査の教えたもの
2 保育料運動から保育運動へ
3 地域の親子に待たれる「あそぼう会」
エピローグ
鳩ヶ谷の保育に学ぶこと
子どもを真ん中において
地域ぐるみ子育てシンドローム(症候群)へ
保育者冥利につきる――現代保育者論への一石
保育所は地域みんなの宝――保育所切り捨て論にたいする一つの回答
まとめにかえて
編集を終えて
<資料>PTA活動日誌
著者の略歴
垣内国光(かきうちくにみつ)
明星大学人文学部教授。専門は、子ども家庭福社論、子育て支援論、保育労働者問題。
単著に、「プロの保育者してますか?』(2008年、かもがわ出版)、「民営化で保育が良くなるの?』(2006年、ひとなる書房)、編者に、「保育に生きる人びと』(2011年、ひとなる書房)、「保育者の現在』(2007年、ミネルヴァ春房)、「社会福祉労働の専門性と現実』(2002年、かもがわ出版)、「社会福社の利用者負担を考える』(1993年、ミネルヴァ普房)ほか多数。
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