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保育の読み物

里山の保育

過疎地が輝くもう一つの保育

地域まるっと保育園!
里山保育は未来を拓くコモンズ

内容

その後の『里山の保育』はこちら。

地域まるっと保育園! この土地で暮らすみんなの手で、この土地の保育をつくっていく。
里山保育は未来をひらくコモンズ(分かち合いの場)。
全ての大人の皆さんへ、知られざる里山保育の魅力を今お届けします。

目次

【もくじ】
序章 「過疎地の保育」から「里山の保育」へ 宮里六郎

第1部 里山の保育実践――地域まるっと保育園! 
島まるごと保育所 奥村智美
そうだ! いつもの森で運動会をしよう! 橋本志穂
廃校に保育園児の笑い声が 倉世古久美子
忙し! 楽し! 里山暮らし 鍋田まゆ
「里山保育人生完結編」 岩根治美

第2部 過疎地の里山保育理論――里山保育スタイル構築のために 宮里六郎 
1章 過疎地の保育の実態と展開
2章 過疎地の里山保育スタイル構築のために
3章 里山の保育を支えるために
終章 小さいことはいいもんだ! はしっこも住みよいもんだ!

著者の略歴

宮里六郎(みやさとろくろう)
熊本学園大学名誉教授。1955年鹿児島県種子島生まれ。「自称」過疎地保育研究の第一人者。『暮らしの保育―異年齢保育から生まれたもう一つの保育』(仮)鋭意執筆中。

奥村智美(おくむらともみ)
福岡県・社会福祉法人紅葉会 大島へき地保育所施設長。福岡教育大学非常勤講師。船での通勤13年目。時折、大波小波に揺られて(船酔い)朝がはじまります。島の暮らしは、どんぶらこっこと保育者魂を揺らします。

橋本志穂(はしもとしほ)
熊本県・社会福祉法人同朋福祉会 あさひ森の保育園保育士。書類作成と早番の日のお弁当作りがちょっぴり苦手なお母さん保育士です。

倉世古久美子(くらせこくみこ)
三重県・社会福祉法人一宇郷福祉会 みどり保育園園長。子どもたちがやってきて賑やかな職員室。つい遊んでしまって、園長仕事山積みの毎日。まっ、いいか!

鍋田まゆ(なべたまゆ)
熊本県・社会福祉法人黒肥地会 黒肥地保育園主任。保育士歴50年。ニックネームは「まよまよ」(迷迷)。考え、悩み、いつも迷っています。あ~ぁ、です。

岩根治美(いわねはるみ)
熊本県・社会福祉法人旭志福祉会 北合志保育園元園長。4人の子のおばあちゃんです。季節を愛すること、遊ぶこと、食べることにワクワクしていたいです。晴耕雨読の生活に憧れます。

読者からの声

2023年8月29日『苫小牧民報』書評掲載
2023年8月28日『発達175号』紹介文掲載
2023年8月25日『季刊保育問題研究322号』書評掲載
2023年5月30日『日本農業新聞』広告掲載!
2023年6月1日『保育通信』書評掲載!

近藤幹生さん(2023.04.01Facebook投稿から)
2023年2月発刊『里山の保育』ひとなる書房をぜひどうぞ。

著者は、宮里六郎先生、岩根治美先生、奥村智美先生、倉世古久美子先生、橋本志穂先生、鍋田まゆ先生です。各先生が、里山保育を一言で表現されています。宮里ー里山の自然の営みと人々の暮らしに溶け込んだ保育です。奥村ー五感が喜ぶ暮らし、生み出す喜びがある、それぞれのそれぞれらしい息づかいが聴こえる。橋本ーゆったり、のんびり、ほっこり、リラックスして過ごせる時間。倉世古ー人の笑い・心穏やか・風の香り・感じるままに。鍋田ー里山保育は遊ぶに事欠かない日々の連続です。岩根ー里山に子どもがいるだけで景色が一変して生きいきと輝き出す保育です。
とにかく、ゆかいな気持ちに、なりました。

第一部は、里山の保育実践、地域まるっと保育園!として、五人の先生方の実践が書かれています。それぞれの写真も、素敵だし、個性豊かな保育が。
第二部は、過疎地の里山保育論、里山保育スタイル構築のために、として、宮里先生が、1章、2章、3章、終章と、論を展開されています。2章では、試案「里山の保育実践構造」も展開します。その1で、うら表紙を紹介しましたが、再度、ご覧ください。

私の感想です。
日本列島における保育の魅力が、ここにある!もちろん、過疎地以外の保育では、魅力がうすれるという意味ではありません。保育には、地域を、社会を、人間の輪をつくる大事な役割があることを、本書は示していると思います。だからこそ、過疎地の保育園経営は、全力で守りたい。里山保育の歴史研究に、全力投球されてきている宮里先生に、五人の先生方に、保育者たちに、感謝したいです。とても深い内容を、ともに学び合いたいです。ぜひとも、開いてほしい。

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