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書籍検索重大事故を防ぐ園づくり
研修&実践&トレーニング
内容
好評3刷!
安全な保育を行い、子どもの命を守ることは、園運営の必須条件です。とはいえ、「事故は防ぎたい」という気持ちはあっても、「たぶん大丈夫」「子どもから目を離さない」といった経験論や個人プレーにとどまっていては、かえって危険が増すおそれがあります。本書には、危機管理の基礎知識、「転倒事故」「プール事故」「誤嚥事故」など実際に起きた重大事故の検証によって明らかになった有効な防止策、危機管理能力を高めるシステムづくりやトレーニングの実践例など、各園が「組織」として取り組めるリスクマネジメントの基本がわかりやすくまとめられています。重大事故を防ぎながら、保育の豊かさも失わないために行う園内研修のテキストとして最適です。
目次
第1部 みんなで知っておきたい危機管理の基礎知識
重大事故で失われる命と信頼
重大事故への視点
重大事故を知る
園の安全管理システム
実践から学ぼう(現場での試み―お散歩マニュアル/ヒヤリハット/園内安全マップと園内・園庭チェック/ケガへの対応/水あそび・プール活動を安全に楽しむために)
安全管理と保育は車の両輪
第2部 重大事故事例から学ぶ安全な保育
重大事故の原因も防止策も一つではない
午睡中の死亡事故を考える
三つの事故を考える(事故検証報告より)
検証1:転倒事故/検証2:プールでの事故/検証3:おやつでの誤嚥事故
第3部 危機管理能力を高めるトレーニング
大人だけのトレーニングが必要なわけ
危機管理の意識を高める二つのワーク
危機対応トレーニングの実践例(6事例)
事例1:さらしでのおんぶで避難
事例2:けいれんや午睡中の救急
事例3:嘔吐の手当と対応訓練
事例4:すべり台からの落下
事例5:プールでおぼれたときの訓練
事例6:園長・副園長が不在時の対応
おわりに 事故の検証が新たな事故をふせぐ
著者の略歴
猪熊弘子(いのくまひろこ)
ジャーナリスト。一般社団法人子ども安全計画研究所代表理事。東京都市大学客員教授。保育・教育、子ども施策などを主なテーマに、執筆・翻訳、テレビ・ラジオ出演、講演を行う。
寺町東子(てらまちとうこ)
弁護士・社会福祉士・保育士。教育・保育施設での重大事故予防、苦情調整などに取り組む。一般社団法人子ども安全計画研究所理事。
新保庄三(しんぼ しょうぞう)
一般社団法人日本保育者支援協会理事長。子ども総合研究所代表。社会福祉法人土の根会理事長。武蔵野市保育総合アドバイザー他、各地自治体で保育アドバイザーとして、研修・相談活動に従事。
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