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ジャンル:

子ども理解

子どもとつくる5歳児保育

本気と本気がつながって

著・編: 山本理絵

本物志向で物事に取り組み
仲間と協同する5歳児

内容

本物志向で物事に取り組み、仲間と協同する力が育つ5歳児。子どもの声から立ち上がり、子どもの参画のもとに展開していくプロジェクトや協同的活動など、仲間とともに探究し、未来を切り開く活動に本格的に向き合うスタートラインに立つのが5歳児保育です。

目次

序 喜びと希望を紡ぎあう保育実践の創造にむけて
第Ⅰ部 5歳児の発達と保育の課題
 第1章 仲間とともに夢を描き、未来をつくりだす子どもたち――5歳児に育つ3つの力
  1 「参画する主体」としての5歳児
  2 5歳児の力①――未知の世界と対話し、関係を類推し、思考しながら活動する
  3 5歳児の力②――友だちの心を想像し、多様性を認め合う
  4 5歳児の力③――こうなりたい「自分」に向かって挑戦する
  5 「未来の市民」を育む保育
 第2章 「参画する主体」を育てる保育とは――時代が求める5歳児保育の3つの課題
  1 子どもと保育者の主体性が響き合う保育の構造と「保育者―子ども」関係
  2 5歳児の保育①――子どもたちの歓声と知性が豊かに耕される保育
  3 5歳児の保育②――本物志向の5歳児の本気と本気がつながり合う保育
  4 5歳児の保育③――子どもの声が聴き取られ大切にされる保育
 第3章 5歳児クラスで立ち上げるプロジェクト・協同的活動――子どもが「参画する保育」を実現する3つのポイント
  1 ポイント①――プロジェクト・協同的活動を保育の中心に位置づける
  2 ポイント②――「参画」の質を決定づける「話し合い」の質を高める
  3 ポイント③――保育者の同僚性と記録を土台に保育実践をデザインし合う
第Ⅱ部 5歳児クラスの実践の展開
 第1章 子どもの心の動きに合わせて保育をつくる
  1 「化石」発見からはじまった探検ごっこ
  2 どうやったらおもしろい?――試行錯誤の「おばけめいろ」づくり
 第2章 自分たちの生活を自分たちでつくる
  1 生活の主人公は子どもたち
  2 もっと楽しいクラスになるためのルールづくり――お昼寝しないとどうなる?
  3 自分たちで企画・運営するキャンプ
 第3章 探険に目覚めた子どもたち
  1 子どもの声に耳を傾ける
  2 合流地点を目指して出発!
  3 子どもの探求心の発展――まだまだ続く川探検
第Ⅲ部 5歳児クラスの保育をデザインする――「子どもとつくる保育」を探求する園文化
 第1章 5歳児の仲間関係の育ちを子どもの側からとらえ直す
  1 保育者の言葉かけと子どもの実感のズレを考える――子どもにとって”友だち”とは?
  2 取り組みの途中で計画を修正する――子どもたちの願いを実現するために
 第2章 5歳児のまなざしはどう深まり広がるのか
  1 おとなのモノサシをこえる――「できること」より大事なこと
  2 ”平和”について考える子どもたち
 第3章 保育者も安心して探険できる園文化を育む
  1 「探検」文化がつくられていくプロセス――5歳児クラスの「お泊り会」をめぐる試行錯誤から
  2 「探検」文化はクラスをこえて、年度をこえて
あとがき

著者の略歴

山本理絵(やまもとりえ)
1961年大分県生まれ。愛知県立大学教育福祉学部教授。保育場面を観察したり、保育者とともに保育実践の検討を行ったりしながら、保育方法を探求している。

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