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ジャンル:

子ども理解

子どもとつくる0歳児保育

心も体も気持ちいい

日ごとに心身が育ち
仲間や文化に開く0歳児

内容

私ならこんな保育をしてみたい! 明日はこんなふうにしてみよう! 〈子どもとつくる〉保育のイメージがふくらむ待望の年齢別新シリーズ。付録:保育懇談会用0歳児の生活と育ちの姿解説DVD付。

目次

序章 喜びと希望をつむぐ保育づくり
第Ⅰ部 0歳児の発達と保育の課題
 第1章 目の前の「ヒト」「モノ」に気づくころ――2ヵ月ごろから9、10ヵ月ごろまで
   1) 目と手が動きはじめるころ――6、7ヵ月ごろまで
   2) 体が動き、モノやヒトに向かうころ――9、10ヵ月ごろまで
 第2章 おとなとともに「魅力あふれる世界」をふくらませるころ――9、10ヵ月ごろから1歳半ごろまで
      「赤ちゃん」から「子ども」へ
      おとなを手こずらせるのは「主人公」の証し
      おとなの支えがあってこその「主人公」
      友だちへの思いがあふれるけれど……
 第3章 友だちとともに「魅力あふれる世界」へ踏み出すころ――1歳半ごろから2歳ごろまで
      「これから」を思い描く――表象
      表象は「工夫」と「選択」を可能にする
      「おとなに教わる」から「おとなに教える」へ
      友だちがやるからボクも・ワタシも
 第4章 0歳児の保育実践で大切にしたいこと――発達の特徴から見えてくる保育の課題
    1) 園生活の“はじめの一歩”を豊かなものに
    2) 0歳児保育で大切にしたい生活と経験の構造
    3) 計画と実践の豊かな関係
第Ⅱ部 0歳児クラスの実践の展開
 第1章 「基本的生活活動・日常的生活活動」を支える――心地よい身体性と安定した居場所を保障する保育実践
    1) 保育園も楽しいよ――生活パターンを広げるために【0歳前半】
    2) 泣きもいろいろ――自ら思いを出していく“主体”として【0歳前半】
 第2章 「探索・探求の物語」を支える――周囲の環境に驚きや不思議心で働きかけ、探索・探求が展開していく保育実践
    1) 響き合える仲間とともに――“食べる”からはじまる探索・探求【0歳後半】
    2) 気持ちと体、どっちが先?――運動発達を理解し支えるために【0歳後半~1歳前半】
 第3章 「文化に開かれた生活」を支える――保育者との安心・信頼の関係を基礎に、文化的価値に開かれていく保育実践
    1) 思いが通い合う喜び――やりとりを楽しめる関係を目指して【0歳後半】
    2) 楽しさの積み重ね――期待する心を育むために【1歳前半~後半】
    3) あそびの広がりと深まり――友だちを手がかりに【1歳後半】
第Ⅲ部 0歳児クラスの保育づくり
 第1章 私たちオリジナルの保育計画をつくる
    1) 対話からはじまる計画づくり――担任同士の保育観の交流
    2) 年間保育計画の例
 第2章 実践のふり返りから計画の見直しへ、そして再び実践へ
    1) 続けられる記録・子どもが見えてくる記録――「保育メモノート」と「個別の月案表」
    2) クラスの悩みは園ぐるみで考え合う――園内保育検討会“ビデオ研修”の実際
 第3章 対話でつくる0歳児保育――おとな同士の信頼関係をどう築くか
    1) 家庭とともに保育をつくる――保護者との対話を職員集団で支える
    2) 園全体で保育をつくる――対話からめばえる園の文化
    3) 保育づくりは園づくり――おとなも子どもも安心できる文化を育む
おわりに

著者の略歴

松本博雄(まつもとひろお)
1973年埼玉県生まれ。名古屋短期大学講師・准教授を経て、2010年10月より香川大学教育学部准教授。「現代と保育」80~92号(2011~2015年、ひとなる書房)において連載「実践研究」を担当。2005年により第一そだち保育園にて保育のまとめ会議の助言者を務め、現在に至る。

第一そだち保育園(だいいちそだちほいくえん)
1968年に愛知県春日井市の藤山台団地の一室からはじまった共同保育所を前身に、1974年認可園として開設した0歳児・1歳児専門の保育所。定員45名。運営は社会福祉法人春日井福祉会。同法人運営の第二そだち保育園では2歳児から就学前までの子どもたちを保育している。

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