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現代と保育92号

みんなでつくる保育の未来

みんなでつくる保育の未来

  • シリーズ

    現代と保育
  • 発行日

    2015年11月

  • ISBN

    978-4-89464-229-4

  • 判型

    A5判

  • ページ数

    176ページ

  • 定価

    1320円(本体1200円+税)

内容

どの子もかけがえのない子ども時代を豊かに生きられるように
今、保育はなにができるだろうか

◎ 子ども・家族・地域・保育をめぐるリアルな実態から出発する視点
◎ 明日の保育が楽しみになる生き生きとした実践記録と最新の研究論文
◎ 立場や専門をこえて1つの問題をみんなで考える誌上「対話のひろば」

目次

特集 みんなでつくる保育の未来
もくじ

巻頭論文
明日に向かって保育をするということ
──夢と現実のはざまで
中西新太郎 横浜市立大学名誉教授

発達観
生きづらさの時代の発達保障
──共に生きる、ねがいをつむぐ
河合隆平 金沢大学

保育制度
子どもの最善の利益の名のもとに
──保育制度改革は敗北の歴史か、対抗軸の不在か
萩原久美子 下関市立大学

保育者研修
みんなでちょっとずつ力をつける
──「やらされる」から「やりたい」研修へ
佐久良恵都子・小野美智子・多田のぶ子
香川・三豊市就学前教育・保育推進研究事業

小学校との連携
手づくりの接続期カリキュラム
──秋田とニュージーランドにおける二つの実践現場に共通すること
飯野祐樹 弘前大学

保育者養成
社会とつながれる保育者を送り出す
──ある地方公立養成校の挑戦
三国和子 名寄市立大学短期大学部

保育労働 インタビュー
人と時間の分断をこえて
──非正規雇用保育者の実践と願いを手がかりに
岩下和江・三井文代 東京・公立保育所

被災地の今
震災を乗り越えた気仙沼の認可外保育園
──暮らしの復興に格闘する子育て家庭を受け止める
岡田広行 ジャーナリスト

発達心理学的自由論(12)
年齢と発達
川田学 北海道大学

実践研究(13)
みんなでつくる保育の未来
──子どもたちと私たちの〝あさって〟のために
松本博雄 香川大学

みんなが気持ちいい保育園(23)
子どもとつむぐ「希望」
長谷川佳代子 熊谷市・NPO法人親子でつくる子育ての会わらしべの里

貧困と保育(3)
養育環境の不平等
小西祐馬 長崎大学

連載 保育一元化への道――
戦後保育・幼児教育法制を誕生させた人々(13)
歴史の中の戦後保育・幼児教育法制
加藤繁美 山梨大学

保育労働の実態をつかむ
保育者の「笑顔」と保育を守る「休憩」保障(下)
──事例にみる保育者の二十四時間
増淵千保美 尚絅大学

投稿
公立保育士の人事評価を考える
──現場の保育者へのアンケート調査結果から
鈴木佐喜子 東洋大学

子どもとあそぶえほん(25)
不安を笑顔に変えてくれるのは……?
磯崎園子 絵本ナビ編集長

新・たまには映画でも(25)
愛の風景
中西新太郎 横浜市立大学名誉教授 

著者の略歴

雑誌『現代と保育』――1978年の創刊以来、保育を必要とするすべての子どもと保護者のために、社会の責任において適切な保育の場を保障させること。そこにおける保育の営みについて、すぐれた実践と諸科学の成果に依拠して、新しい保育の理論と実践論を追求すること。なにより、保育従事者の専門性の向上や成長する喜びに資するものでありたい、という3つが本誌の主たる方針。

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