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12人の学識者とともに考える保育の未来

子どもの権利・保育の質・保育士配置基準

私たちは、何のために
どんな保育を目指すのか

内容

緊急出版! 3月上旬頃発売予定です。
3/15の出版記念イベントにご参加予定の方は本ページからご予約ください。書籍は出来次第発送いたします。

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2024年、保育士配置基準が一部改定されましたが、現場が求める水準には至っていません。そこで2025年、基準の抜本的改善をめざす共同研究と、対話・発信の拠点として「子どもたちにもう1人保育士を!」を求める学識者の会が発足。本書は、基準改善を出発点に、ともに保育を変えていくためのハンドブックとして、基準問題への様々な疑問にこたえる会「呼びかけ人」の最新研究と、保育者1万人アンケートのデータを1冊にまとめました。

目次

はじめに――いまこそ学識者の対話と協同を
1 配置基準は日々の保育にどう影響するか
2 大人のゆとり 子どもの幸せ
3 この国の未来をつくる保育
おわりに――「声をもった主人公」として子どもを尊重する社会へ
巻末資料 保育者1万人の実態と声――アンケート調査結果概要

目次全文

はじめに――いまこそ学識者の対話と協同を 汐見稔幸

1 配置基準は日々の保育にどう影響するか

①いま求められる保育の質と配置基準――鍵をにぎるノンコンタクトタイム 上田敏丈
②「人格の尊重」を出発点に――社会課題と向き合う研究者の役割とは 大宮勇雄
③かみつきは乳児保育に必然なのか――子どもの姿からみた保育士配置とグループ規模 西川由紀子
④子どもの命を守るために――事故防止ガイドラインを裏づける職員配置を 寺町東子

2 大人のゆとり 子どもの幸せ

①子どもの権利実現の要は配置基準改善と働き方改革 池本美香
②不適切保育は保育士だけの責任か――加害者も被害者も生まないために 川口創
③労働の視点からみた保育士配置基準――自己犠牲型保育からの脱却を 蓑輪明子

3 この国の未来をつくる保育

①子どもの権利をブームで終わらせない――保育行政がいますべきこと 中嶋哲彦
②保育を尊重する社会は誰もが生きやすい社会 本田由紀
③「保育の効果」をすべての子に――急ぎ保育士の賃金と配置基準の改善を 柴田悠

おわりに――「声をもった主人公」として子どもを尊重する社会へ 加藤繁美

巻末資料 保育者1万人の実態と声――アンケート調査結果概要
賛同・連帯のメッセージ

著者の略歴

「子どもたちにもう1人保育士を!」を求める学識者の会……保育士配置基準の抜本的改善を求めていくために、本書執筆者12人が「呼びかけ人」となって2025年6月に発足。あるべき保育士配置とはいかなるものか。その他の条件や実践との関係をどうとらえたらよいのか。専門領域の知見を持ち寄り、新たな調査・研究を進め、保育者・市民とともに議論を深めていく活動をはじめている。

本書執筆者プロフィール
汐見稔幸(しおみ・としゆき)……東京大学名誉教授。家族・保育デザイン研究所代表理事。全国保育士養成協議会会長。臨床育児・保育研究会発行の雑誌『エデュカーレ』責任編集。専門は教育学、教育人間学、保育学、育児学。

上田敏丈(うえだ・はるとも)……名古屋市立大学大学院教授。広島大学大学院から、短大・大学を経て、現職。主な研究テーマは保育者の専門性、園内研修や園長の専門性など。国際幼児教育学会会長、日本保育学会理事。

大宮勇雄(おおみや・いさお)……福島大学名誉教授。全国保育団体連絡会会長。研究のテーマは「保育の質と制度」。

西川由紀子(にしかわ・ゆきこ)……京都華頂大学教授。著書に『新版「かみつき」なくすために』(かもがわ出版)など。

寺町東子(てらまち・とうこ)……弁護士・社会福祉士・保育士。子ども安全計画研究所理事。共著に『重大事故を防ぐ園づくり』(ひとなる書房)など。

池本美香(いけもと・みか)……日本総合研究所調査部上席主任研究員。子ども・女性にかかわる政策のあり方について、海外との比較を中心に調査研究。著書に『失われる子育ての時間』『子どもの放課後を考える』『親が参画する保育をつくる』(いずれも、勁草書房)など。

川口創(かわぐち・はじめ)……弁護士。名古屋第一法律事務所。保育を考える全国弁護士ネットワーク共同代表。著書に平松知子さんとの共著『保育と憲法』(大月書店)など。

蓑輪明子(みのわ・あきこ)……名城大学経済学部准教授。専門は社会経済学。女性労働、家族生活、ケア労働の分析を行う。著書に『図説 経済の論点』(旬報社)『「子どもの貧困」を問い直す』(法律文化社)ほか。

中嶋哲彦(なかじま・てつひこ)……名古屋大学名誉教授、愛知工業大学教授。日本教育政策学会会長。専門は教育行政学・教育法学・教育政策論。著書に『教育課程の教育法学的研究』(風間書房)『国家と教育―愛と怒りの人格形成―』(青土社)など。

本田由紀(ほんだ・ゆき)……東京大学大学院教授。専門は教育社会学。家族・教育・仕事の関係に関する実証的・理論的研究を行う。主著に『「日本」ってどんな国?』(筑摩書房)など。

柴田悠(しばた・はるか)……京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専門は社会学、社会政策論。著書に『子育て支援が日本を救う――政策効果の統計分析』(勁草書房、社会政策学会賞受賞)『子育て支援と経済成長』(朝日新聞出版)など。

加藤繁美(かとう・しげみ)……山梨大学名誉教授。対話と市民性をキーワードに「対話する保育カリキュラム」の理論と実際に関する研究を展開。著書に『保育の中の子どもの声』『対話する保育のつくり方』『保育・幼児教育の戦後改革』(いずれも、ひとなる書房)など。

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