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ジャンル:

福祉・そのほか

やさしさの連鎖

難病ALSと生きる

著・編: 佐々木公一

やさしさにはやさしさで、
より豊かなやさしさが広がる

  • 発行日

    2006年6月

  • ISBN

    978-4-89464-091-7

  • 判型

    四六判上製

  • ページ数

    240ページ

  • 定価

    1650円(本体1500円+税)

内容

「一定以上の重い障害者は日常生活の一部またはすべてを人の介護、介助に頼らなければ生きていけない。その理由はどのようであれ、多くの人々が障害者の生活にかかわるようになる。そしてそれぞれの道筋から人間のいたみに対する協力者となっていく。介護、介助の世界では強さや競争でなく『やさしさ』の価値観が優先する。やさしさにはやさしさが対応し、新たなやさしさ、より深い豊かなやさしさを広げていく。つまりややさしさの連鎖が生まれ広がる。」(本文より)

目次

はじめに
この本をお読みいただく皆さまへ
第一部 神経難病ALSに冒されて
     難病にくじけずに立ち上がる――発症から気管切開前まで
     ALSとは何か
     気管切開に泣く――九九年末手術から在宅療養開始まで
第二部 ALS患者として生きる
     発信する、行動する、仕事をする
     ALSとの苦悩
     車椅子からの風景
     いのちの重み
     前を向いて生きる
     息子結一郎へ
第三部 生きるためのたたかいと支え
     呼吸器をめぐる大きな壁
     吸引問題をたたかう
     患者の選挙権
     障碍者支援制度の問題点
     尊厳死を語る前に解決すべきことがある
     生きてよかった物語――わの会・希望の会
第四部 介護とは何か~やさしさの連鎖を
     共に創る介護
     介護のプロ、患者のプロ
第五部 患者からの介護マニュアル
あとがき

著者の略歴

佐々木公一(ささき こういち)
1947年香川県生まれ。現在、NPO法人わの会理事長、日本ALS協会東京都支部副支部長、訪問看護ほっとステーション理事、福島応援On Song代表。中央大学法学部卒業後、都内の出版社に入社。その後東京都土建一般労働組合に就職。ALS発症後1998年に退職。2007年東海大学大学院健康科学研究科入学、2009年修士課程修了。

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