人なる書房イラスト スプラッシュ時のワード

時代と向きあう保育・上

急変する生活・労働実態と保育の原点

著・編: 鈴木佐喜子

親の労働・生活実態、背景
にある政治・経済と行政の動き

  • 発行日

    2004年 3月

  • ISBN

    978-4-89464-072-6

  • 判型

    A5判

  • ページ数

    128ページ

  • 定価

    1870円(本体1700円+税)

内容

厳しさを増す親の労働・生活実態、その背景にある政治・経済の流れを保育現場とのかかわりでわかりやすく解説。
下巻はこちらから。

目次

はじめに
第一部 父母の子育て・労働の実態と背景を探る
 第一章 子育ての実態と保育の原点
  1 子育ての実態をつかむことの意味
  2 「何故食事が”大変”?」を考える
  3 「なぜ子どもの病気で仕事を休めない?」を考える
  4 保育父母の一日の生活を知る
  5 親の実態と社会的背景をつかむことの意味
  6 保育とは何か~子どもから父母の生活、暮らしを見る~
 第二章 今日の保育政策の転換をどうとらえるのか
  1 「保育サービスの拡充」に対する疑問の声
  2 保育の拡充を求めてきた保育研究活動
  3 保育政策の転換と保育をめぐる複雑な諸相
 第三章 家族のあり方を揺るがす日本型企業社会の再編
  1 日本型企業社会の再編と学校・起業・家族の変容
  2 日本の企業社会における能力主義
  3 企業社会再編の働き方と再編のルーツ
 第四章 労働現場の実態と若年・女性労働をとらえる視点
  1 「高度失業社会」の到来と雇用の流動化
  2 実質賃金の低下と労働条件の悪化
  3 一つの仕事で暮らせない~長時間低賃金労働と複合就労の広がり~
  4 とりわけ深刻化する若年労働者の実態
  5 長時間労働の増加~三十代男性の長時間労働の増加が顕著~
  6 女性労働における雇用の流動化と低賃金化
 第五章 保育ニーズの高まりをとらえる視点
  1 人間らしく生きられる社会とは?~「構造改革」先進国で起きていること~
  2 国民の保育・福祉需要の高まりと保育の未来
  3 「労働環境の整備」と「保育の拡充」はともに重要な課題
※保育園父母の労働実態と仕事への思い

著者の略歴

鈴木佐喜子(すずきさきこ)
東洋大学ライフデザイン学部教授。主な著書に、『乳幼児の「かしこさ」とは何か一一豊かな学びを育む保育・子育て』(大月書店、2010年)、『時代と向きあう保育(上・下)』(ひとなる書房、2004年)、「現代の子育て・母子関係と保育』(同前、1999年)など。

読者からの声

読者の声を入力してください。

書籍に関する感想、コメントはこちらから

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。また、* が付いている欄は必須項目となります。

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。

次回のコメントで使用するためにお名前、メールアドレスをブラウザに保存いたします

CAPTCHA