人なる書房イラスト スプラッシュ時のワード

ジャンル:

保育の読み物

しあわせのものさし

著・編: 加藤繁美

幸せと希望を見出す
新しい「ものさし」の提案

  • 発行日

    1999年 8月

  • ISBN

    978-4-89464-033-7

  • 判型

    四六判上製

  • ページ数

    176ページ

  • 定価

    1540円(本体1400円+税)

内容

乳幼児の自我の育ちと保育の構造、保育制度についてのお話が人気の著者による異色エッセイ集。ひたむきな青年たちの姿をさわやかに描きだす。

目次

第1話 みんな悩んで大人になっていく
 「まあいろいろありまして」
 青年は荒野をめざして旅に出る
 子どもたちに救われた「ハーモニカ事件」
 ひとことも言葉が交わせなかったジュンコとのこと
 人は、人に出会って、大人になっていく
第2話 若木は嵐に育てられ、自分らしく伸びていく
 国立大学を卒業して幼稚園教員になるということ
 ある母親から寄せられた一通の手紙
 先生も入ってのイジメでは?
 そうなんです。私も困ってるんです。
 たかが犬ごっこ、されど犬ごっこ
 書き続けることで自分を変えたKさん
 若木は嵐に育てられ伸びていく
第3話 それでも自分らしく生きていきたい
 「空とぶライオン」の哀しさ・つらさ
 学校的価値が肥大化する社会の中で
 「いい子」はつらいよ
 「いい子」が自分を変えるとき
 勇気をもつのはいいけれど
 私は、いつも学校がきらいでした
 それでも自分らしく生きていきたい
第4話 みんな同じ時代を生きている
 子どもの発達における「個人の物語」と「社会の物語」
 若者のなかにある「むなしさ」と「明るさ」
 私にはこれがよく分からない
 「自分自身の幸福」を第一義に考える若者たち
 現代の「幸福のものさし」をどう描くか
 京大大学院生、競輪学校へ
 振り返ったらただ、風が吹いているだけ
 ズレの中に未来を拓く可能性をみる
 「教えるとは希望を語ること」とはいうけれど
 みんな同じ時代を生きている
おわりに

著者の略歴

加藤繁美(かとう しげみ)
1954年、広島県生まれ。名古屋大学大学院教育学研究科博士前期課程修了。大学院では教育行政及び制度研究室に所属し、保育・幼児教育制度に関する研究を展開するとともに、保育実践の理論的・構造的研究に取り組む。博士後期課程在学中に山梨大学教育学部講師として着任。同大学助教授、教授を経て、2018年退職。山梨大学名誉教授。2018年より東京家政大学子ども学部教授。
おもな著書に、『子どもの自分づくりと保育の構造』(ひとなる書房、1997年)、『子どもへの責任』(ひとなる書房、2004年)、『保育者の現在』(共著、ミネルヴァ書房、2007年)、『対話的保育カリキュラム〈上・下〉』(ひとなる書房、2007・2008年、2010年日本保育学会保育学文献賞受賞)、『子どもとつくる保育年齢別シリーズ(0~5歳児保育)』(監修、ひとなる書房、2011~2016年)他多数。

読者からの声

読者の声を入力してください。

書籍に関する感想、コメントはこちらから

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。また、* が付いている欄は必須項目となります。

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。

次回のコメントで使用するためにお名前、メールアドレスをブラウザに保存いたします

CAPTCHA