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書籍検索幼児の生活づくりと自立
内容
“乱暴な子、内気な子”その子らしさがいかされる保育指導のあり方は? 様々な生活場面をとおして、豊かな生活づくりを保障する中で自立をはかる保育の具体例を満載。
目次
1 その子らしさを生かす保育――3~6歳の子ども像と自立の課題
あらためて”自主性”と”社会性”の問題を考える
仲間や大人たちとの愛とはげましのなかで
2 自分のことを自分でできるよろこび――身辺生活の自立
「できる」ことのみにとらわれずていねいなかかわりを
「しまちゃん」に学ぶ
私の園の保育実践
子どもの視点からの生活の見なおし
紙芝居をとおして自分たちの生活を見つめる
共感とはげましによる自立を
就学準備と生活のリズム
Q&Aこんなこの場合、どうしたらいい?
おしゃべりが多くて食べられない子
食事への意欲がとぼしい子
午睡で眠らない子 他
バッジを胸に誇らしげに
3 仲間との生活をとおして他者を知り自分がわかる――幼児期の社会性の発達
幼児期の仲間関係の発展と保育活動
あそびやけんかをとおして育つもの
より快適な生活をするためのルール
動物園づくりにとりくんで
集団になじめない子
Q&Aこんな場合どうしたらいい?
仲間とのあそびに加わらない子をどうしたらいい?
三人組のうちの一人がいつも仲間はずれ
からだを動かすことがすきで友だちに乱暴する 他
○○マンごっこに夢中になる子
4 大人も子どもも含めて生活を豊かにする――生活の幅を広げる
異年齢保育をとおして――優しさと思いやる心を育てたい
飼育活動をとおして――ウサギやヤギもいるぼくたちの保育園
野外活動をとおして――子どもたちが育つ自然とは
家庭の役割を考えるために
休日・長期休みの子どもの生活
イモリのごはんはなんだろう?
5 保育者自身の生活を見なおす
保育者の専門性ってなんだろう?
大人たちのよりよい人間関係づくり
考え方が違うからわかりあう努力をたいせつに
特定の子の記事は不公平なの?
著者の略歴
汐見稔幸(しおみとしゆき)
東京大学名誉教授、前白梅学園大学・同短期大学学長。元東京大学教育学部附属中等教育学校校長。専門は教育学、教育人間学、育児学。
田代康子(たしろやすこ)
1947年東京都生まれ。東京教育大学大学院博士課程単位取得中退・教育心理学専攻。元昭和音楽大学教授。あそび研究会会員。好きなものは、海外児童文学・土いじり・子どもとふざけること。
赤沼陽子(あかぬまようこ)
元明星大学教育学部准教授 安部幼稚園主事
嶋さな江(しまさなえ)
1940年東京・深川に生まれる。町立久留米町保育園(旧まえさわ保育園)に勤務。その後、久留米市立みなみ保育園園長、はくさん保育園園長を経て、ひばり保育園に転勤。
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