人なる書房イラスト スプラッシュ時のワード

子どもが自ら育つ園庭整備

挑戦も安心も大切にする保育へ

子どもを真ん中に
保育者自身で進める園庭整備

  • 発行日

    2018年3月

  • ISBN

    978-4-89464-254-6

  • 判型

    B5判

  • ページ数

    160ページ

  • 定価

    2200円(本体2000円+税)

内容

好評6刷!
子どもを真ん中にすえた研修を軸に保育者自身の手で進める園庭整備。 「でもケガは大丈夫?」「同僚や保護者の理解を得るにはどうしたらいい?」……研修講師と相談役を担うコーディネーターと一級建築士の2人が、現在進行中の24園の事例をもとに、現場の不安や疑問にまっすぐこたえます。

目次

プロローグ――こんな園庭つくりたい!
第1章 園庭整備 はじめの一歩
 第1節 園庭整備ってどんなことするの?──“ちょっと先輩”園をのぞいてみよう
   1 まずは小さな一歩から
   2 園庭整備の原動力は研修
   3 保育者の葛藤を大事にする
   4 ケガへの恐怖から子どもへの信頼へ
   5 保護者とつながる
 第2節 わが園でもはじめたい!──園庭整備に踏みきるために・続けるために
   1 園庭整備に踏み切るための方策
   2 はじまった園庭整備の流れを止めないために
第2章 子どもが自ら育つ園庭をつくる──ハードとソフトの両面から
 第1節 子どもが自ら育つ園庭に必要な5つの環境
   1 挑戦できる環境
   2 存分に試すことができる・変化を感じることができる環境
   3 かかわり合ってつくりだせる環境
   4 力を出しきれる・発散できる環境
   5 ほっとできる・一息つける環境
 第2節 園庭を構成する環境要素とその関係性
   1 子どもの安全を確保する
   2 保育室と園庭の関係
   3 半屋外空間の可能性を広げる環境
   4 一人ひとりの育ちに応じた園庭環境づくり
   5 静的な遊びと動的な遊びの領域分けと共存
第3章 大人が安心できる園庭をつくる──環境の安心性を手がかりに
 第1節 園庭での大人の安心感には何が必要か
   1 環境の安全性とは何か――安全性を担保する4つの要素
   2 園庭での安心感が低い背景にあるもの
   3 園庭での安心感の低さが引き起こす負のスパイラル
 第2節 どのように園庭での安心感を高めるか
   1 安心性を高める方策――構造上できること・必要なこと
   2 理解を深めていくことで安心感を高める方策――対話と研修を軸に
   3 安心感が高くなると期待できること
終章 人がつながる園庭をつくる──園庭から縁庭へ
   1 薄れていく緑
   2 園庭づくりでコミュニティーの再構築を
   3 運動場から園庭、そして緑庭へ
エピローグ

著者の略歴

木村歩美(きむらあゆみ)
保育環境研究家。おおぞら教育研究所代表。NPO法人園庭・園外での野育を推進する会理事・事務局長。公立小学校・幼稚園教諭・保育専門学校講師などを経て、現在はフリー。園庭整備をはじめとする保育者の「やってみたい!」を応援する研究講師・コーディネーターとして全国の保育現場を飛び回っている。

井上寿(いのうえひさし)
一級建築士/こども環境アドバイザー。一級建築士事務所Integral Design Studio代表。福島学院大学客員教授。関東学院大学・流通経済大学・大妻女子大学非常勤講師。建築や家具、園庭の設計、ものづくりワークショップのファシリテーションなどを通して子どもの主体的な育ちのための環境づくりを実践。

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