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葛藤編
子どもたちの可能性を信じて
葛藤する和光の大人たちの姿
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2015年7月
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978-4-89464-222-5
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A5判
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224ページ
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1980円(本体1800円+税)
内容
子どもは、その主体性の発揮を存分に保障され、生活と遊びの主人公として尊重された時、私たちの想像をはるかに超えた豊かな学びの物語を自らの内に紡いでいきます。そのために、子どもたちの可能性を信じて葛藤する和光の大人たちの姿は感動的です。
『希望偏』はこちらから。
目次
1章 いのちの躍動──花開く子どもたちの学びの物語
5歳児とざん組「わこう鉄研究所」の実践
2章 正解のない道──「子どもが主人公」を支える大人たちの葛藤
①「やりたい!」と思える。思ったらやれる─を支える
② 大人との間で安心できる関係─を支える
③ 安心感に包まれて夢中になって自分の時間を生きる─を支える
④ 能動的な経験の蓄積と思考する個性─を支える
⑤ 子ども同士の中で育ち合う関係─を支える
3章 ものごとが前に進む時──大人たちの関わり合い
『ゆうちゃんを大事にする』ということをめぐって
① 互いの違いを超えて、ものごとが前に進む時
② その子に関わる人の数だけ物語が紡がれる
4章 和光の保育に触発されて考えたこと
──「ほんもの」という保育実践(森眞理)
著者の略歴
鈴木秀弘(すずきひでひろ)
社会福祉法人わこう村 和光保育園 副園長。1982年生まれ。2006年より和光保育園勤務。7年間クラス担任を受け持ち、子どもや親や同僚に保育を学び、2013年副園長となる。5歳児とざん組担任時(2009年度)の「わこう鉄研究所」の保育実践(本書1章参照) にて、ソニー幼児教育支援プログラム最優秀園受賞。
森眞理(もりまり)
立教女学院短期大学幼児教育科 准教授。1960年生まれ。コロンビア大学教育大学院(ティーチャーズ・カレッジ)教育学修士号(MA, MEd)、教育学博士号(EdD.)取得。子ども理解を深める保育のあり方について、レッジョ・エミリア市の乳幼児教育、和光保育園園内研修やポート・フォリオの展開から探究。著書に「レッジョ・エミリアからのおくりもの〜子どもが真ん中にある乳幼児教育』(フレーベル館、2013年) 『改訂保育原理』(編著、光生館、2009年)「保育者のマナー』(共著、チャイルド本社、2013年)等。
和光保育園(わこうほいくえん)
千葉県冨津市にある社会福祉法人わこう村の和光保育園
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