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子ども理解

「育てにくい」と感じたら

親・保育者のための子育て応援BOOK

著・編: 近藤直子

ステキな子育て応援団を
つくることができるように

  • 発行日

    2014年5月

  • ISBN

    978-4-89464-206-5

  • 判型

    A5判

  • ページ数

    120ページ

  • 定価

    1320円(本体1200円+税)

内容

どの子ももつ発達の凸凹は、かけがえのないステキさに変わりうる可能性を秘めている──40余年にわたり、保健所の発達相談員として、しんどさを抱えながらも育ちゆく子どもたちや、子どもをかわいいと思えずに悩む親や保育者たちと向き合い、泣き笑いをともにしてきた中から生まれたリアルであたたかい応援メッセージ。

目次

はじめに――「育てにくい子」はかわいい子
第1章 「育てにくい」と感じたら
 1 「育てにくい子」の気持ち
 2 親と保育者はすれ違う
 3 しんどいのはあなたのせいでも子どものせいでもない
 4 子育てには応援団がいっぱい!
第2章 “これだけは”おさえておきたい 子育て・保育のポイント
 1 「育てにくさ」と発達との関係
 「変わらんかい!」では変われない
 「子どもの気持ちを受けとめて」と言われても……
 子どもは発達することで「問題」を出し、そして「問題」を卒業する
 2 「将来」より「今」のしあわせを大切に
 子どものしあわせとは?
 「育てにくい子」はしあわせを実感しにくい子
 手がかりは子どもが今好きなこと
 3 乳幼児期に育てたい自己充実感と自己安定感
 子どもたちの発達を保障する集団生活とは
 心の安定を保障する家庭生活とは
 親も保育者も「発達途上人」
 4 「育てにくさ」と障害――診断を受けることをめぐって
 「気づきの支援」――わが子の“持ち味”に気づける支援を
 診断はていねいな支援につながってこそ意味がある
 地域の応援団をもっと豊かに
第3章 どの子もたどる 心の発達のおおまかな道筋
 あせらないでも大丈夫――それぞれの時期に大切にしたい子どもの心の世界
 1 赤ちゃん時代には、大人を大好きになってね
 あやしかけにもウォーミングアップが必要
 心地よさのバリエーションをていねいに広げる
 2 大好きな大人とともに世界を広げ「したいこと」を築く幼児期前半
 大人をまねして世界を広げる
 「物」の魅力にひきつけられて
 「イッショ」を手がかりにつながる
 3 仲間の中で「認められたい心」が育つ幼児期後半
 自分もまわりも見えてきて
 仲間の中に位置づける
 わが子の持ち味をあたたかく見守り応援する
第4章 「育てにくい子」「気になる子」の 子育て・保育Q&A
 1 親からの質問コーナー
 ――家庭での「育てにくい子」の子育てにかかわって
 2 保育者からの質問コーナー
 ――保育所・幼稚園での「気になる子」の保育にかかわって
おわりに――大人も“持ち味”をいかしてつながろう

著者の略歴

近藤直子(こんどうなおこ)
1950年東京生まれ、大阪育ち。1973年より保健所にて18ヵ月児健診後の発達相談を担当。現在、日本福祉大学名誉教授、あいち障害者センター理事長、全国発達支援通園事業連絡協議会会長。
おもな著書一一単著に『ぐんぐん伸びろ発達の芽』『続 発達の芽をみつめて』『ステキをみつける保育・療育・子育て』『子どもたちに幸せな日々を』(以上、全障研出版部)、『自分を好きになる力』『子どものかわいさに出 あう』(以上、クリエイツかもがわ)、『1歳児のこころ』(ひとなる書房)。編著に夫暁夫、息子郁夫との共者で『保育園っ子が20歳になるまで』(ひとなる書房)、『療育って何?』(クリエイツかもがわ)、ほか多数。

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