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現代と保育85号

記録の見直しと職員の育ち合い

記録の見直しと職員の育ち合い

  • シリーズ

    現代と保育
  • 発行日

    2013年3月

  • ISBN

    978-4-89464-186-0

  • 判型

    A5判

  • ページ数

    176ページ

  • 定価

    1320円(本体1200円+税)

内容

どの子もかけがえのない子ども時代を豊かに生きられるように
今、保育はなにができるだろうか

◎ 子ども・家族・地域・保育をめぐるリアルな実態から出発する視点
◎ 明日の保育が楽しみになる生き生きとした実践記録と最新の研究論文
◎ 立場や専門をこえて1つの問題をみんなで考える誌上「対話のひろば」

目次

特集 記録の見直しと職員の育ち合い
もくじ

実践(1) さまざまな保育観の職員とともに
──学習と話し合い・保護者との伝え合いを軸に
沼野真琴 栃木・ふざかしおひさま保育園

実践(2) 子どもの本当の願いを知りたい
──連続場面記録と全職員で行う実践検討会
峯田裕美 山形・たつのこ保育園

実践(3) 思わずしゃべりたくなる会議につながる記録を
──“言葉ひろい”と小グループでの話し合い
大久保光枝 東京・荻窪北保育園

視点(1) 「変哲もない日々」をこそ記録する
──愛されて大きくなった証としても
渡邉保博 佛教大学

視点(2) デジカメで広がる記録の可能性
──「残さなければいけない記録」から「保育を深めるための記録」へ
横井喜彦 中京学院大学

視点(3) 憂鬱な連絡帳
──一つひとつの言葉には「保育の質」があらわれる
猪熊弘子 ジャーナリスト

特別報告 福祉避難所で書き継がれた一冊のノート
──福祉援助専門職の専門性と記録の役割
篠﨑良勝 八戸大学

東日本大震災と保育 被災地からのレポート
子どもに笑顔が戻るまで
──宮城県の保育所と保育者の現状から復興を思う
藤本由紀子 宮城・前亘理町立亘理保育所長


連載 発達心理学的自由論(5)
してもらう、する、してあげる
川田学 北海道大学

連載 実践研究(6)
二歳児クラスの「いっしょに心を動かす」を支えるもの
松本博雄 香川大学

連載 みんなが気持ちいい保育園(16)
内輪を固める
──だれでもいつでも戻って来られるように
長谷川佳代子 熊谷市・NPO法人親子でつくる子育ての会わらしべの里

実践交流
夢中になった「海の生きものの世界」
──五歳児のプロジェクトより
藤田尚子 東京・和光幼稚園
短期連載 ごっこ遊びをおもしろく豊かに――
現実世界との豊かなやりとりを土台に(7)
「ごっこ遊びから」と「ごっこ遊びへ」と
河崎道夫 三重大学

連載 保育一元化への道――
戦後保育・幼児教育法制を誕生させた人々(6)
学校教育法案に具体化されていった戦後幼稚園の形
加藤繁美 山梨大学

ずいそう
「いっしょにいる」を積み重ねる
刀川和也 ドキュメンタリー映画監督

保育者にすすめたいとっておきの本25
『孔子伝』『漢字百話』
田中真介 京都大学

子どもとあそぶえほん(18)
夜の世界へようこそ!
磯崎園子 絵本ナビ編集長

新・たまには映画でも(18)
冬の小鳥
中西新太郎 横浜市立大学

著者の略歴

雑誌『現代と保育』――1978年の創刊以来、保育を必要とするすべての子どもと保護者のために、社会の責任において適切な保育の場を保障させること。そこにおける保育の営みについて、すぐれた実践と諸科学の成果に依拠して、新しい保育の理論と実践論を追求すること。なにより、保育従事者の専門性の向上や成長する喜びに資するものでありたい、という3つが本誌の主たる方針。

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