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保育の読み物

死を招いた保育

ルポルタージュ 上尾保育所事件の真相

著・編: 猪熊弘子

2013年度日本保育学会
保育学文献賞受賞!

  • 発行日

    2011年8月

  • ISBN

    978-4-89464-168-6

  • 判型

    四六判上製

  • ページ数

    200ページ

  • 定価

    1760円(本体1600円+税)

内容

大反響17刷!
【2013年度日本保育学会保育学文献賞受賞】
小さな嘘、怠慢、思い込みとすれ違い……日々のひずみの積み重ねが、必然的に子どもの命を奪うことがあるかもしれないことに気付いて欲しい。命の重みを背負った保育の質を問う、著者渾身のルポ!

目次

はじめに
第一章 事件の顛末
   1 事件当日
   2 事件の発覚
第2章 事件に至る経緯
   1 侑人君の誕生まで
   2 家庭保育室に入る
   3 上尾保育所に入る
   4 4歳児クラスへ
   5 プールでの出来事
第3章 事件への対応
   1 当日の対応
   2 その後の市の対応
第4章 上尾保育所で起きていたこと
   1 「手のかかるクラス」
   2 担任のなり手がない
   3 職員同士の信頼関係の欠如
   4 保育士たちと保護者との人間関係
   5 月に1度の職員会議
   6 「自由保育」という放任
第5章 なぜ事件は起きたのか
   1 モンスターペアレンツへの対応(加配の削減)
   2 強い子、弱い子への配慮~一人一人の発達の違いにどう対応するか
   4 職員同士の連携
   5 保育所内の死角~本棚の問題の共有化
   6 動静把握と人数確認
   7 「保育計画」の重要性
   8 問題のある子、子ども同士の関係性をどう見るか
第6章 保育所での死亡事故という意味
   1 「上尾保育所」だけなのか?
   2 保育所は子どもの命を守る場所
   3 子どもの命を守るという「基本」~子どもを見る、親とつながる
   4 保育所で子どもを亡くした親の思い
あとがき

著者の略歴

猪熊弘子(いのくまひろこ)
ジャーナリスト・翻訳家。東京都市大学人間科学部客員准教授。子ども・家族・女性・保育・教育などをテーマに、執筆、翻訳、編集のほか、テレビ・ラジオのコメンテーターや講演も行う。4児の母。

読者からの声

読みやすく、だからこそ考えさせられる怖く苦しい本だ

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