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ジャンル:

保育の理論・研究

幼児の内面を育てる

見る・聞く・話す・表現する 現場からの保育論

著・編: 広岡キミエ

豊かな内面をもつ子どもたちに
どう育ててゆくのか

  • 発行日

    1987年 4月

  • ISBN

    978-4-938536-20-6

  • 判型

    四六判上製

  • ページ数

    244ページ

  • 定価

    1760円(本体1600+税)

内容

豊かな内面をもつ子どもたちにどう育ててゆくのか、著者の50年を越す実践の蓄積の中から生み出した現場からの保育論。

「『見ること』『聞くこと』それを表現し(主として身ぶり)自らの心につなぐこと、という保育の出発点であった。……子どもの本気、心とつきあうことを知ったのである。以来、四十年、少しずつ道を開拓してきた。その間に世界は大きく変容した。今子どもたちは、物質過剰の中におぼれそうである。眼は心を奪われて自失しそうである。そんななかで、小さい心を失ってはならないと追い続けている。『自分で立て』『あなた自身であれ』と励まし続けている。……人間の心というものは、少しも変わっていないではないか、その喜びや悲しみ、もっといえば価値に向かっての憧れや感動、喜びやむなしさは変わっていない。社会の表層はめまぐるしく動いても、内側の人の心は変わらない。生きて動く虫に心を熱くし、古いメルヘンに心を高鳴らせる。その感動が子どもを磨き高めるのではないか、しかも幼児はまだまだ無垢で、人間の原点に近く、素朴に生きているものである。これをこそ伸ばしたい、教材は、何を用いてもよい、……人の心そのものを健やかに育てさえすればよい。」(「はじめに」より)

目次
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