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現代と保育72号

保育の場で「対話」を考える

保育の場で「対話」を考える

  • シリーズ

    現代と保育
  • 発行日

    2008年11月

  • ISBN

    978-4-89464-128-0

  • 判型

    A5判並製

  • ページ数

    176

  • 定価

    1320円(本体1200円+税)

内容

どの子もかけがえのない子ども時代を豊かに生きられるように
今、保育はなにができるだろうか

◎ 子ども・家族・地域・保育をめぐるリアルな実態から出発する視点
◎ 明日の保育が楽しみになる生き生きとした実践記録と最新の研究論文
◎ 立場や専門をこえて1つの問題をみんなで考える誌上「対話のひろば」

目次

特集 保育の場で「対話」を考える
巻頭論文 保育の中の対話とはーー「対話」という思想の広がり 塩崎美穂 お茶の水女子大学
実践 <幼稚園のあそびの実践から>仲間とつむぐ等身大のストーリー 佐藤寛子 お茶の水女子大学附属幼稚園
実践 <セーフティネットとしての保育園現場から>本当の気持ちにたどりつくまで 平松知子 名古屋市・けやきの木保育園
実践 <保育者同士の学習交流の現場から>変わる五歳児の午睡 保育学習交流会 品川区職員労働組合保育園部会
実践 <関係機関連携の現場から>「自分」を語り始めた専門職たち 高橋たか子 聖籠町・子ども健康相談室
論文 <「コミュニケーションスキル」を問う>一回きりの愛と一生ものの基本的信頼 秋山茂幸 大東文化大学
論文 「コミュニケーションスキル」は人生を豊かにするか 山口毅 帝京大学
特別論文 コミュニケーションにおける自発性をめぐって――狩猟採集民のおとなと子どもの関わりから 菅原和孝 京都大学
連載 新・保育研究②   子育てと保育における喜びや楽しさの価値 神田英雄 桜花学園大学
新連載 私たちのポートフォリオづくりへの挑戦①  テ・ファリキとラーニング・ストーリーとの出会いをチャンスに 鈴木眞廣 富津市・和光保育園
ポートフォリオづくりへの挑戦は、子どもの復権と物語の復権へのプロセス 森眞理 東洋英和女学院大学
連載 今日もわっはっは子ども日和⑤ たかがケンカ、されどケンカ あそび研究会 豊島区公立保育園
実践 今日の保育ついつい立ち話⑨ 話し、書くことで引き出される宝物 舎川たか子 練馬区・家庭福祉員
連載 みんなが気持ちいい保育園③ しょうがいがあったら「自慢の息子」になれないの? 長谷川佳代子 熊谷市・わらしべの里共同保育所
連載 ラジオの時間 保育・子育ての素朴なギモン⑤ 子どものふくらみ続ける話、いったいそれって本当?嘘? 富田昌平 中国学園大学
連載 口頭詩を通して子どもを丸ごととらえる⑩ 心揺さぶる「ごめんなさい」――「情動」を育てる保育 增田修治 白梅学園大学
ずいそう 人形劇の底力 渡辺真知子 人形劇団プーク
保育者にすすめたいとっておきの本⑫ 『奇跡のリンゴ』 今泉博 北海道教育大学
子どもとあそぶえほん⑤ 笑う門には福来る! 磯崎園子 絵本ナビ編集長
新・たまには映画でも⑤ 百万円と苦虫女 中西新太郎 横浜市立大学

著者の略歴

雑誌『現代と保育』――1978年の創刊以来、保育を必要とするすべての子どもと保護者のために、社会の責任において適切な保育の場を保障させること。そこにおける保育の営みについて、すぐれた実践と諸科学の成果に依拠して、新しい保育の理論と実践論を追求すること。なにより、保育従事者の専門性の向上や成長する喜びに資するものでありたい、という3つが本誌の主たる方針。

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