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書籍検索エピソードでたどる排泄の自立と保育
~近道・まわり道~
トイレはもう1つの保育室
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2019年8月
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978-4-89464-269-0
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A5判
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120ページ
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1430円(本体1300円+税)
内容
どの子も通る排泄の自立への道。悩みはつきないけれど、トイレには、保育につながる子ども理解のヒントもいっぱい! 現役ベテラン保育士が、長年書きためた排泄場面の記録をもとに、具体的場面にそくして押さえておきたいポイントを伝えます。
目次
もくじ
はじめに
本書に登場する0~2歳児の保育室とトイレの配置図
読者のみなさまへ
第1章 とまどいと喜びと
1 はじめて感じる「おしっこ」――貴重な経験
2 えっ!ここから出てくるの!?――衝撃から理解へ
3 きみもどうぞ!――遊びながら感覚を見計らう
4 おしっこが出るのがこわい――行きたい、でもこわい
5 忘れもの――パンツをはくのも大仕事
6 まだまだほめてほしい――トイレでの排泄が習慣づくまでは
7 子どもの心に寄り添う絵本――一番がんばっているのは
第2章 続々起こるハプニング
1 プールはもよおす!?――心も体も解き放たれて
2 出ると思わなかったのに……――ただ今、試行錯誤中
3 大きいほうの話――大事件も次につながる大切な1歩
4 トイレットペーパーの海――保育士と子どもの温度差
第3章 わかってからが長い道のり
1 出てないよ!――今は感覚を覚える時
2 最後までさせて――待ってもらえる安心感
3 出たよ――「出た」と言える関係
4 できな〜い!――“できた!”を自信に
5 出たんだもん!――うんちコミュニケーション
第4章 トイレはもう一つの保育室
1 シーシー――排泄は生活全体とつながっている
2 ふいてね――大人の固定概念をくつがえす
3 スリッパデビュー――スリッパが成長を促す!?
第5章 トイレも友だちと一緒がうれしい
1 オムツ同じ――“おんなじ”の威力
2 はんぶんこ――トイレは遊びの場・学びの場
3 パンツコレクション――友だち関係の深まりと仲間意識
第6章 はじめて“違い”に出会う
1 紙を渡すべきか、渡さぬべきか――くり返しが必要
2 私も立ってやりたい!――新たな便器へのあこがれ
3 違いに気づいた瞬間とその後――わかり方はいろいろ・だんだん
第7章 パンツは偉大だ
1 ジャ〜ン!――パンツになることは一大イベント
2 偉大すぎるパンツ――親子の喜びは計り知れない
3 パンツの窓――記念写真!?
第8章 悩みも喜びも保護者とともに
1 お母さん、がんばったね――ともに歩めるのも保育士だから
2 背中を押すタイミング――お母さんの気持ちが整うまで
まとめにかえて 保育の豊かさを支える排泄の時間
謝辞
著者の略歴
水野佳津子(みずのかづこ)
立正佼成会付属佼成育子園保育士(勤続36年)。保育士として働くかたわら、明星大学人文学部心理・教育学科(通信)3年次編入学士(教育学)および同大学院人文学研究科教育学専攻(通信)博士前期課程修士(教育学)卒業、自身で書いた保育記録をもとに乳児保育の研究をつづける。
中坪史典(なかつぼふみのり)
広島大学助手(教育学部)、琉球大学助教授(教育学部)、明星大学助教授(人文学部)を経て、2007年10月より、広島大学大学院准教授。保育実践のフィールドワークを中心に、保育者の専門性の探求,保育カンファレンスや園内研修のデザイン、子どもの生活や遊びに関する研究を行う。
秋田喜代美(あきたきよみ)
東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。東京大学教育学部助手、立教大学文学部助教授、東京大学大学院教育学研究科教授を経て、2021年度より学習院大学に着任。
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