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保育・子育てと発達研究をむすぶ【乳児編】
内容
ロングセラー『3歳から6歳』の姉妹編。具体的な子どもの姿を描きながら、0歳~3歳の保育・子育てのポイントをわかりやすく示します。
目次
はじめに
第一章 人とともに世界に立ち向かいはじめる頃――九か月~1歳の子どもたち
一 子どもの発達の「革命的な変化」
九か月から一〇か月ごろの子どもたち
三項関係の成立
見ることを通して関心を結ぶ
大人とともに外界の認識を作り出す子どもたち
二 彩り豊かな世界との出会い
乳児と大人の感情は表情を介して伝えられる
親の表情が子どもを勇気づける
言葉の意味を豊かにするために
表情による伝え愛の光と影
三 「むずかしい子ども」を理解する
笑顔を引き出すことがかかわりの喜び
マザー・キラーズ
子どもの「むずかしさ」と発達
第二章 子どもの豊かさの広がりに共感して――1歳~3歳の子どもたち(その一)
一 「心の中」が生まれる
表象の成立とは?
「知っている!」という感動
心の世界の広がり
知恵を豊かさの広がりの中から育てよう
二 ダダコネと気持ちの切りかえ
「つもり」の成立とダダコネのはじまり
ダダコネを突き抜けていく発達の方向
受け止められて周囲に目を向ける
三 生活の主体として育てる
「やりおえた」という満足感を通して生活の見通しを育てる
ゆっくりとしめくくって次の活動へ
第三章 生まれはじめた小さな自尊心――1歳~3歳の子どもたち(その二)
一 「自分」の発見
自分に気づく頃
自立に向けて身を乗り出す子どもたち
揺れる自我と心の支え
二 誇りが子どもを育てる
自分のものにこだわる
誇りが子どもを育てる
三 友達との関わりの育ち
豊かな「同調」の時代
「友情」のはじまり
関わり方を育てる
第四章 気持ちよく子どもと暮らすために――子どもの心の状態を理解する
子どもの心理的な状態を理解するとは?
親と保育者とが子どもの状態をわかりあう
「子どもと関わる」とは?
あとがき
著者の略歴
神田英雄(かんだひでお)
1953年、埼玉県生まれ。桜花学園大学教授、発達心理学専攻。2010年3月逝去。
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