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書籍検索大人だってわかってもらえて安心したい
発達する保育園 大人編
子どもも親も保育者も
幸せになる園づくり
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2012年12月
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978-4-89464-184-6
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A5判
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224ページ
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1760円(本体1600円+税)
内容
親も保育者も、辛さも含めて安心して自分を出せ、互いに認め合い・学び合える関係が紡げる保育園でありたい。合い言葉は「人とのつながりを決してあきらめない」。新人だらけの職員集団と新米園長が、泣き笑いを繰り返しながら、一歩一歩発達してきた記録です。
『子ども編』はこちらから。
目次
はじめに
Ⅰ章 保育をするために ここに来た仲間たち
はじまりのとき
お手本をください
私じゃなければ
救ったのは「学習」と「記録」
「ちょこっと記録」誕生
記録検討をもとに保育をつくるスタイルへ
忘れられない職員会議
Ⅱ章 親たちを受け止め励ます保育園になりたい
向かい合いから横並びの関係へ
保育は親とつくるもの
大人だって安心したい
親たちにおもねず、受け止め励ます
忘れられない母子
出会えてよかった
ありがとう、親の仲間たち
子育てどころではない生活
成果主義・効率重視の世の中で働くということ
「親の愛情不足」というレッテル
Ⅲ章 保育の質のかなめ 職員集団
保育者にもある 発達の節目
なくてはならない中堅の存在感 でも、一番しんどいこの時代
ブラボー! ベテラン職員たち
園の宝新人職員 がんばりすぎに要注意
笑う職員会議
いろんな職員がいるから面白い
工夫のしどころ 安心できる職員会議
ありがたい主任の存在
職員集団の発達
何かが違う あらたな扉へ
給食室と保育室がつながってこそ
「おいしかった」が聞きたくて
「保育は共感」の中味が問われる
保育は”生き方”を問う
「自分」の保育が「園」の保育に
Ⅳ章 保育実践の発達――意欲を育てる給食実践
食べる意欲を育む
”下心クッキング”からの脱却
保育と連動する給食実践
さゆちゃんカレンダー
食は自己決定の場
家庭と連携してこその食生活
開店! けやき食堂
Ⅴ章 誰にでも存在する苦しさの節目――新米園長の反省的学び
職員たちの見守り方 ごめんね、みんな
若き日の自分と向き合って
誰でも存在する苦しさの節目
先輩の「想い」は後輩には「重い」
「人と見比べ」思考の手ごわさ
SOSが出せる風土
社会の中で自己を見つめる
人間関係は、その人理解から
子どもを理解できる私たちだから
それは結局子どもに返る
終章 みんなが幸せになる保育園
だいじょうぶ 一人じゃない
社会福祉法人のいのち――理念
親たちの支えがあってこその保育者
わかってもらえて 安心したい
発達し続ける保育園へ
おわりに
〈本書に寄せて〉 保育は「人と人とのつながり」を本質とするもの
著者の略歴
平松知子(ひらまつともこ)
1961年静岡県浜松市生まれ。2007年名古屋市立則武保育園廃園民営化を受託開園した社会福祉法人熱田福祉会けやきの木保育園園長に就任。民営化受託後の引き継ぎ保育と新園での保育園づくりの経験から、各地での受託園から見た民営化の実際や、現代の保育所の役割や、社会的な存在としての子どもの見方などについて語り続けている。子どもも親も職員も安心して育ちあう「誰もが幸せになる保育園」づくりの実践は、多くの人々から共感と感動が寄せられている。
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