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現代と保育84号

なぜ給食は保育と切り離せないか

なぜ給食は保育と切り離せないか

  • シリーズ

    現代と保育
  • 発行日

    2012年11月

  • ISBN

    978-4-89464-183-9

  • 判型

    A5判

  • ページ数

    176ページ

  • 定価

    1320円(本体1200円+税)

内容

どの子もかけがえのない子ども時代を豊かに生きられるように
今、保育はなにができるだろうか

◎ 子ども・家族・地域・保育をめぐるリアルな実態から出発する視点
◎ 明日の保育が楽しみになる生き生きとした実践記録と最新の研究論文
◎ 立場や専門をこえて1つの問題をみんなで考える誌上「対話のひろば」

目次

特集 なぜ給食は保育と切り離せないか
もくじ

食の貧困
〈豊かな食〉は回復できる
──社会全体で子育てと〈食〉を支える
村井美紀 東京国際大学

給食室の一日
子どもと給食室のいい関係
──子どもたちとのかかわりを綴った記録から
柴美喜子 京都・西野山保育園

保育の見直しへ
保育内容としての給食の再考
──幼稚園における宅配弁当の見直しの試みから見えること
磯部裕子 宮城学院女子大学

実態調査から
全国の保育所における給食の外部委託・外部搬入の実態と課題
──厚生労働省「保育所における食事の提供ガイドライン作成に向けたアンケート調査」の結果から
師岡章 白梅学園大学

介護分野から
ケア労働としての食事づくり
──「やりがい」と「おいしい」を支えるもの
山根純佳 山形大学

* * *

対話のひろば 「新システム」をめぐる論議にかかわって

投稿
新システムにおける『保育』と『教育』の新定義は保育をどう変えようとしているのか
城戸久夫 社会福祉法人いしずえ会理事

対談
私たちが考える「すべての子ども」のための保育制度 その2
仁平典宏 法政大学
塩崎美穂 尚絅大学短期大学部

連載 発達心理学的自由論(4)
自由の起源としての他者
川田学 北海道大学

連載 実践研究(5)
一歳児の「自分で思って、自分で決める」をどう育むか
松本博雄 香川大学

連載 みんなが気持ちいい保育園(15)
親にも主人公になれる場を
長谷川佳代子 熊谷市・NPO法人親子でつくる子育ての会わらしべの里
短期連載 ごっこ遊びをおもしろく豊かに――
現実世界との豊かなやりとりを土台に(6)
ごっこのはじまりと解放性
河崎道夫 三重大学

連載 保育一元化への道――
戦後保育・幼児教育法制を誕生させた人々(5)
米国対日教育使節団報告書の幼稚園制度改革案
加藤繁美 山梨大学

ずいそう
こどもももももとものうち
菊地知子 お茶の水女子大学

保育者にすすめたいとっておきの本24
『子ども』
近藤幹生 白梅学園大学

子どもとあそぶえほん(17)
うんちと友だち!?
磯崎園子 絵本ナビ編集長

新・たまには映画でも(17)
Peace
中西新太郎 横浜市立大学

著者の略歴

雑誌『現代と保育』――1978年の創刊以来、保育を必要とするすべての子どもと保護者のために、社会の責任において適切な保育の場を保障させること。そこにおける保育の営みについて、すぐれた実践と諸科学の成果に依拠して、新しい保育の理論と実践論を追求すること。なにより、保育従事者の専門性の向上や成長する喜びに資するものでありたい、という3つが本誌の主たる方針。

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