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現代と保育76号

最低基準と子どもの育ち

最低基準と子どもの育ち

  • シリーズ

    現代と保育
  • 発行日

    2010年3月

  • ISBN

    978-4-89464-147-1

  • 判型

    A5判

  • ページ数

    176ページ

  • 定価

    1320円(本体1200円+税)

内容

保育の制度改革・最低基準緩和をめぐって次々と新しい政策が出されています。新政権の動きをふまえ、地方自治の観点からも政策の本質を探りつつ、親・研究者・保育者それぞれの立場から、子どもの命と豊かな育ちを守る保育はどうあるべきかを発信します。

目次

特集 最低基準と子どもの育ち

■巻頭論文
保育所最低基準の地方移譲──なにが問題なのか
……岡﨑祐司(佛教大学)
■Ⅰ 親の願いと最低基準
「待機児童」対策と親の願い
……飯島玲子(『保育所にかかわる国基準の堅持・向上を求める緊急アピール』に賛同する連絡会)
小規模保育が育んできたもの
……北村 力(高知・穴内保育所保護者会)
■Ⅱ 子どもにとっての最低基準
子どもの命綱としての最低基準――保育園における死亡事故の調査・分析から
……寺町東子(弁護士・赤ちゃんの急死を考える会)
子どもの生活環境からみた「最低基準」――「機能面に着目した保育所の環境・空間に係る研究」から
……定行まり子(日本女子大学)
■Ⅲ 実践が求める最低基準
保育所として守るべきもの――認可外から認可になって見えてきたこと
……飯田雅美(横浜市・鶴見あけぼの保育園)
食べる空間の保障と子どもたちの変化――新園の設計にこめた思い
……佐藤育子+職員会(福島市・さくらみなみ保育園)
過疎地の保育実践からみた最低基準――子どもの生活状況に沿った環境づくり
……東内瑠里子(佐賀女子短期大学)
■対話のひろば 75号鼎談を読んで
幼児を保育するということはどういうことなのだろうか? 加用文男(京都教育大学)

■実践
私のチャレンジ 伊藤みゆき(NPO法人ふるーる代表)
今日の保育ついつい立ち話⑬京極恵(近畿大学医学部附属病院・保育士)

■連載
人とつながるたてもの通信(3)とも企画設計
私たちのポートフォリオづくりへの挑戦⑤鈴木眞廣・森眞理
みんなが気持ちいい保育園⑦長谷川佳代子
ラジオの時間保育・子育ての素朴なギモン⑨富田昌平
「一緒に食べる・おいしく食べる・楽しく食べる」を検討する(3)加用美代子

■コラム
ずいそう 安藤直子(東洋大学)
保育者にすすめたいとっておきの本⑯内田伸子(お茶の水女子大学)
子どもとあそぶえほん⑨磯崎園子(絵本ナビ編集長)
新・たまには映画でも⑨中西新太郎(横浜市立大学)

■投稿論文
納得しながら世界を物語ること 塚越奈美(中京女子大学) 

著者の略歴

雑誌『現代と保育』――1978年の創刊以来、保育を必要とするすべての子どもと保護者のために、社会の責任において適切な保育の場を保障させること。そこにおける保育の営みについて、すぐれた実践と諸科学の成果に依拠して、新しい保育の理論と実践論を追求すること。なにより、保育従事者の専門性の向上や成長する喜びに資するものでありたい、という3つが本誌の主たる方針。

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