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書籍検索「食」からひろがる保育の世界
みどりの森の食日記 (幼稚園の食育)
保育内容と結びついた
食育はどうあるべきか
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2007年5月
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978-4-89464-103-7
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B5判
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136ページ
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1980円(本体1800円+税)
内容
○3~5歳まで同じ出前弁当でほんとうにいいの?
○保育とかけはなれた「食」でいいの?
○実践者、保育研究者、「食事作り教育」研究者の協同で生まれた、これからの食育実践のあり方を問う待望の本!
園児不足によって閉園後、有志によって再開園した、長い歴史を背負った「新しい」幼稚園である仙台・みどりの森幼稚園。その保育の大切な柱として、給食を含めた「食」の実践がある。都会の真ん中、けっして恵まれたとはいえない環境の中で、真摯に子どもたちと向き合い、「子どもにとっての最善の保育」を追求するなかで作ってきた「食」の活動とは?
「食」が大切といわれながら、ややもするとイベント的な「食育」になったり、生活とは切り離された「食育」実践が多い中、なにより、日常の生活・保育の中でおこる子どもたちの「食」との「出会い」を大切にとりくんできた楽しい「食」の実践を満載。保育内容と結びついた食育とはどうあるべきかを提示する。これからの食育実践を見直す、絶好の書。巻頭(グラビア)・巻末で、あなたの園ですぐに使える四季の給食レシピも紹介。
目次
グラビア――「みどりの森の食日記」
第1章 子どもと保育をみつめて~みどりの森の「食」実践~
1 みどりの森の「食」への思い
2 みどりの森の食日記~おいしくて楽しいあしあと~
3 みどりの森の保育への思い~食が変わって保育が変わる~
第2章 幼稚園の食育を考える
1 保育を通して「食育」の未来を探る (平本福子)
2 「生活による保育」の実現としての「食」の意味 (磯辺裕子)
3 保育内容としての食の再考 (青木久子)
第3章 みどりの森のレシピ
◇ 春のレシピ/◇ 夏のレシピ/◇ 秋のレシピ/◇ 冬のレシピ
◇ 郷土料理のレシピ
著者の略歴
磯部裕子(いそべゆうこ)
1960年生。聖心女子大学文学部教育学科卒業ののち、8年間幼稚園教諭として勤務。青山学院大学大学院後期博士課程満期退学。宮城学院女子大学児童教育学科准教授。
みどりの森幼稚園(みどりのもりようちえん)
2015年の子ども・子育て支援新制度の施行にともない、現在は「幼保連携型認定こども園 みどりの森」となる。
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