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書籍検索地域から生まれる支えあいの子育て
ふらっと子連れでDrop-in!
内容
二〇〇一年日本保育学会保育学文献賞受賞!
子育ては親だけで抱え込むものではなく、社会が上手に支え合ってするもの。子連れで立ち寄り息抜きできる街角の“たまり場”をはじめ、親を主人公にと発想転換した新しい子育て支援のイメージが、カナダの生きた事例からふくらむ好評書。
目次
はじめに
第1章 子育てが楽しめる仕組み
1節 肩ひじはらない子育て観
2節 十代のベビーシッター
3節 相互に助けあう――プレイグループ、自助グループ、共同組合
4節 障害児の親の「手がわり」――リリーフ(Relief)
5節 ボランティアと子育て
第2章 カナダの子育て支援を担う人びと
1節 規制のない出会いの場をつくる
2節 学校の中に親と子のたまり場を
3節 教育こそが親をエンパワーする
第3章 子育て家庭支援の拠点ファミリー・リソース・センター
1節 ひとことでは説明できない多様さ
2節 地域から生まれ地域に根付く
3節 子育て家庭を支援するとは
4節 ファミリー・リソース事業の源流
第4章 家庭支援職の専門性をめぐって
1節 家庭支援職に求められる資質
2節 家庭支援職の資格、認定課程
第5章 これからの子育て家庭支援の方向を求めて
1節 地域社会を耕す「むくどりホーム」
2節 学校教育の中での「親教育」の可能性
あとがき
著者の略歴
小出 まみ(こいで まみ)
1940年兵庫県に生まれる。東京大学大学院教育学研発科修士課程修了。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。1986年 カナダ政府から1回目の研究給付金を受けカナダに渡る(トロント、ピーターボロ、リンゼイ)。1990年文部省在外研究費(短期3ヵ月)を受け2回目のカナダ訪問(トロント、ピーターボロ)。その後も幾度にわたってカナダを訪問する。1996年3月、名寄短期大学退職。1999年 死去。
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