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これでわかる! 子ども・子育て支援新制度

制度理解と対応のポイント

著・編: 保育研究所

新制度を理解する

  • シリーズ

    ちいさいなかま社の本
  • 発行日

    2014年8月

  • ISBN

    978-4-89464-212-6

  • 判型

    A5判

  • ページ数

    88ページ

  • 定価

    1100円(本体1000+税)

内容

刊行にあたって
 2015年4月から「子ども・子育て支援新制度」(以下、新制度)が本格的に実施されることになっています。新制度は、これまでの保育所、幼稚園の制度を大きく改変する「改革」です。
 しかし、この「改革」は多くの問題をかかえています。(中略)
 新制度は完成された制度ではありません。導入前にできるだけよい制度にするために行動を続け、実施後も具体的な問題点をふまえながら改善を重ねていくことが求められています。そうした国や自治体に向けた取り組みに広がっていくために、本書が少しでも貢献できれば幸いです。(本文2~3頁から引用)

目次

刊行にあたって
Ⅰ 新制度の概要
 1 新制度の経過と実施スケジュール
 2 新制度のねらいと本質
 3 新制度の特徴と児童福祉法24条1項の意義
 4 実施主体である市町村の仕事と私たちの課題
Ⅱ 新制度を理解する――しくみと問題点
 ■ 多様な施設・事業に異なる基準
  1 施設型給付と地域型保育給付
  2 認定こども園とは
  3 地域型保育給付対象事業――小規模保育等は、資格者配置などに問題
  4 幼稚園の新制度
 ■■ 保育の利用のしくみ
  1 支給認定(必要性・必要量)と利用手続き
  2 市町村の利用調整としくみ
  3 市町村の責任と乳幼児権利保障
 ■■■ 財政のしくみ
  1 新制度の財政のしくみ
  2 公格とは何か
  3 保育料のしくみと考え方
 ■■■■ 子ども・子育て支援事業
  1 子ども・子育て支援事業の概要
  2 新制度と学童保育(放課後児童健全育成事業)
 ■■■■■ 児童福祉としての公的保育維持・拡充するために
  1 保育所・幼稚園から認定こども園への移行は得策か
  2 新制度での保育者の処遇は改善されるか
  3 新制度と過疎地の保育
Ⅲ 保育制度改善・拡充の視点――子どもの権利を最優先に
 1 保育とは用語と教育を含むもの――新制度の保育観を問う
 2 新制度で公立保育所・幼稚園はどうなる
 3 新制度と保育を受ける権利――認可保育所増設と入所運動を
 4 新制度をよりよいものに――自治体への要求のポイント
 5 新制度をよりよいものに――園への要求のポイント
 6 新制度の具体化のための不省令など
Q&A 新制度――ここがよくわからない

著者の略歴

保育研究所(ほいくけんきゅうじょ)
 1979年「国際児童年」を記念して、全国の保育・幼児教育に関係する全国各地の方々の協力のもと、設立。
 現在の会員数 研究者・保育者・保育園・幼稚園経営者等の個人会員約300名。
 毎年の研究集会をはじめ定例研究会を実施するほか、各種出版物を刊行することにより、研究活動の成果を公表し、「保育所最低基準の抜本的改善試案」を提案するなど、保育条件の向上をめざした制度・政策研究を活動の大きな柱にしてきました。近年では、子ども・子育て支援新制度に関わる研究・活動に力を注ぐ。
 毎年、民間白書として創刊から40年以上の歴史をもつ『保育白書』の編集・発刊を行うほか、研究誌として『保育の研究』を刊行。(HPから引用)

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