


現代と保育63号
5歳児の保育を考える
内容
"どの子もかけがえのない子ども時代を豊かに生きられるように
今、保育はなにができるだろうか
◎ 子ども・家族・地域・保育をめぐるリアルな実態から出発する視点
◎ 明日の保育が楽しみになる生き生きとした実践記録と最新の研究論文
◎ 立場や専門をこえて1つの問題をみんなで考える誌上「対話のひろば」"
目次
特集 5歳児の保育を考える
巻頭対談 保・幼・小のつながりから採る5歳児保育の課題
「対話」と「協同的学び」をキーワードに
加藤繁美・増田修治 山梨大学・ 朝霞市立朝霞第二小学校
実践① プレッシャーより気持ちよさを
「いつも」の運動会を子どもたちとの対話で見直す
保志史子 町田市•和光鶴川幼稚園
実践② 描くこと・伝えることは楽しいこと
絵日誌を通して生活を共有し仲間への理解を深める
小西只剛 名古屋市・どんぐり保育園
実践③ あこがれの小学校
日々の生活でさりげなく就学への見通しを育てていく
さいとうえりこ 京都市・聖護院保育園
実践④ 心躍る保育から育つ意欲
子どもの「夢中で遊ぶ力」を呼び起こす
山口 彰彦 松江市・こばと保育園
実践⑤ 深くかかわり合える集団をめざして
劇づくりで大切にしてきたこと
小野 陽介 山形市・たんぽぽ保育園
解説 小野実践を読んで
五歳児の「考える力」と「友だちを思いやる力」
西川由紀子 華頂短期大学
実践⑥ 実物大のじんべいざめを描こう!
本物志向に目覚めた子どもたち
青山 均 名古屋市・たんぽぽ保育園
解説 青山実践を読んで
知的な共同を育てる「共同画」の取り組み
田中義和 桜花学園大学
連載 口頭詩を通して子どもを丸ごととらえる①
何気ない言葉がけも大切に ”口頭詩と子どもの発達”研究会スタート
増田修治 朝霞市立朝霞第三小学校
保育研究 子どもが自己を感じられるように
育ちの危機の今日的段階について
神田 英雄 桜花学園大学
リレーエッセイ 新たなスタートライン⑧
楽するより悔いを残さぬように
石井知子
リレーエッセイ わたしが保育士になって⑧
胸をはって「保育士です」と言えるように
西澤 美香
地域と子育て 保育者のための調査論④
調査から交流会へ 台東区職員労働組合保育園分会の取り組み
吉葉 研司 琉球大学
親同士でつくりあげる森の中の自主保育
津田 光子
アメリカ公立小学校での生活を通して見えてくるもの(中)
ブッシュの教育政策とある小学校の授業風景
古屋喜美代 神奈川大学
フォトエッセイ 〈保育という仕事⑧〉
朱鷺の里の新しい保育園
川内松男
ずいそう
スポット君の奇跡
水島宏明
保育者にすすめたいとっておきの本③
『遠い「山びこ」』(新潮社)
宍戸健夫
赤ちゃんと遊ぶえ・ほ・ん⑥
「わらべ唄絵本」のすすめ『おつむ てんてん』(福音館書店)
磯崎園子
たまには映画でも⑥
『エイプリルの七面鳥』
平澤正美
著者の略歴
雑誌『現代と保育』――1978年の創刊以来、保育を必要とするすべての子どもと保護者のために、社会の責任において適切な保育の場を保障させること。そこにおける保育の営みについて、すぐれた実践と諸科学の成果に依拠して、新しい保育の理論と実践論を追求すること。なにより、保育従事者の専門性の向上や成長する喜びに資するものでありたい、という3つが本誌の主たる方針。
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