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保育・発達のきほん

1歳児のこころ

大人との関係の中で育つ自我

著・編: 近藤直子

花開く「人間らしい能力」

  • 発行日

    2011年8月

  • ISBN

    978-4-89464-165-5

  • 判型

    A5判

  • ページ数

    176ページ

  • 定価

    1870円(本体1700円+税)

内容

歩く、しゃべる、道具を使う、他者と共感する――人間らしさの大きな一歩を踏み出す1歳児期の自我形成を、大人の役割の視点を据えて丁寧に解き明かす。増刷出来。

目次

はじめに
第1章 1歳児の発達――花開く“人間らしい能力”
     なぜ1歳児の発達を問題にするの?
   1 花開く1歳児
   2 やりにくい1歳児
   3 甘えん坊の1歳児――”甘え”の持つ積極的な意味
第2章 1歳児の発達を可能にするもの――乳児期に形成される共感性
   1 乳幼児期後半(6ヵ月~12ヵ月)のコミュニケーションの発達――三項関係が発達する過程
   2 三項関係に弱さを持つ子どもたち――関係を形成するために
第3章 1歳児の自我研究――こころをていねいに見つめる
   1 「やりにくい1歳児」と言われるけれど
   2 1歳児はどのようにしておとなの意図(つもり)を理解していくのか?
   3 1歳児のこころと1歳児への取り組み
第4章 18ヵ月健診で大切なこと
   1 18カ月という時期に健診が実施されるのはなぜか?
   2 18カ月時健診では何を診ているの?
   3 どのような子どもを専門機関に紹介するの
   4 見落としや過大なスクリーニングはないの?
第5章 保育・子育てQ&A
   1 家庭での子育てにかかわって
   2 保育所の障害児保育にかかわって
おわりに

著者の略歴

近藤直子(こんどうなおこ)
1950年東京生まれ、大阪育ち。1973年より保健所にて18ヵ月児健診後の発達相談を担当。現在、日本福祉大学名誉教授、あいち障害者センター理事長、全国発達支援通園事業連絡協議会会長。
おもな著書一一単著に『ぐんぐん伸びろ発達の芽』『続 発達の芽をみつめて』『ステキをみつける保育・療育・子育て』『子どもたちに幸せな日々を』(以上、全障研出版部)、『自分を好きになる力』『子どものかわいさに出 あう』(以上、クリエイツかもがわ)、『1歳児のこころ』(ひとなる書房)。編著に夫暁夫、息子郁夫との共者で『保育園っ子が20歳になるまで』(ひとなる書房)、『療育って何?』(クリエイツかもがわ)、ほか多数。

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