◎ 保育の歴史

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保育・幼児教育の戦後改革
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「公的保育とは何か」を鋭く問いかける。

保育・幼児教育の戦後改革

加藤繁美/著
A5判並製・416頁・定価(本体7000円+税)
ISBN978-4-89464-279-9
本書は、第二次世界大戦終結後につくり出された戦後保育・幼児教育制度のうち学校教育法・児童福祉法・保育要領を中心に、その形成過程を歴史的・実証的に検討したものである。多様に展開された議論の場には、占領軍や文部・厚生両省の関係者のみならず、在野で子どもたちの現実と向き合う人々も参加していた。時代の制約を受けつつも、保育・幼児教育の普遍化や保育実践の基準文書のあり方をめぐってかわされた当事者たちの言葉は、公的保育とは何か、それはだれがどのようにつくっていくのかを今を生きる私たちに問いかける。

【おもなもくじ】
   序章 戦後保育・幼児教育制度改革の構図
第Ⅰ部 戦後幼稚園制度の誕生
   第一章 幼児教育制度改革案の起点となった米国対日教育使節団報告書
   第二章 幼稚園学校化と五歳児保育義務化を打ち出した教育刷新委員会
   第三章 学校教育法案に具体化されていった戦後幼稚園の形
   第四章 学校教育法幼稚園規定に対する帝国議会の審議
第Ⅱ部 戦後保育所制度の誕生
   第五章 児童保護法案から児童福祉法案へ、そして児童局の設置へ
   第六章 児童局の設置から児童福祉法国会提出まで
   第七章 児童福祉法保育所規定の国会審議
   第八章 保育制度一元化と戦後改革
第Ⅲ部 保育要領の誕生
   第九章 ヘレン・ヘファナンの招聘と保育要領編纂作業の開始
   第十章 保育要領の形成過程
   第十一章 保育要領の刊行と戦後保育実践

   終章 未完の物語としての戦後保育・幼児教育改革

【著者プロフィール】
加藤繁美(かとう しげみ)
1954年、広島県生まれ。名古屋大学大学院教育学研究科博士前期課程修了。大学院では教育行政及び制度研究室に所属し、保育・幼児教育制度に関する研究を展開するとともに、保育実践の理論的・構造的研究に取り組む。博士後期課程在学中に山梨大学教育学部講師として着任。同大学助教授、教授を経て、2018年退職。山梨大学名誉教授。2018年より東京家政大学子ども学部教授。おもな著書に、『子どもの自分づくりと保育の構造』(ひとなる書房、1997年)、『子どもへの責任』(ひとなる書房、2004年)、『保育者の現在』(共著、ミネルヴァ書房、2007年)、『対話的保育カリキュラム〈上・下〉』(ひとなる書房、2007・2008年、2010年日本保育学会保育学文献賞受賞)、『子どもとつくる保育年齢別シリーズ(0~5歳児保育)』(監修、ひとなる書房、2011~2016年)他多数。


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